15分以内に日焼けをおこす、と言われている夏の強力な紫外線。そのまま紫外線にさらされると、肌は赤くなって炎症を起こし、痛みや色素沈着が起こり、しわも作ってしまいます。
そればかりではなく、DNAを傷つけて皮膚ガンの原因ともなりかねません。
こんがりと焼けた肌は確かに魅力的ですが、潤いのある白い肌のためには、肌の老化を加速させる紫外線は極力避けたいものです。
そこでこの記事では、
・絶対に白い肌をキープする紫外線対策法
をご紹介します。
夏が終わってグッタリお疲れ肌の人が多い中、潤いのある白い肌のあなたはきっと皆の羨望の的となること間違いなしです。

ベストの日焼け対策は「予防」にあり

ちょっとそこまでの散歩やコンビニ行き、外での洗濯物干しのためにわざわざ日焼け止めを塗るなんて面倒!と思っていませんか?
真皮まで届くUV-Aは、5月からすでに強力に降り注いでいるのです。
このUV-Aは、肌のハリを保つコラーゲンに影響を及ぼし、肌の弾力を衰えさせてシワを作り、老け顔にしてしまいます。
また、白い肌の敵であるメラニン色素を作るUV-B量は、7~8月がピークです。
この時期は夏の休暇と重なり、どうしても外での活動が多くなる時期なので、うっかり日焼けをしてしまう人が続出。
防御は最大の攻撃とも言います。夏の終わりに「焼けちゃった、どうしよう…」と嘆く前に、今年こそは紫外線を徹底的に排除して潤いのある透明な白い肌を守り通しましょう。
では、白い肌をキープするには、一体どんな方法が効果的なのでしょうか?
白肌美人のための徹底UV対策☆11選
① 日焼け止めは1年中使う
えっ?とびっくりする人もいるかもしれません。
外出する、しないに関わらず、日焼け止めは毎日塗りましょう。
気象庁の「月最大UVインデックス」の時別累年平均値グラフによれば、2月でさえ10時〜13時の間は中程度の紫外線が降り注いでいるのですから。
曇りの日だって気を許してはいけません。
紫外線は、曇った日でも快晴時の80%も降り注いでいます。油断は禁物ですね。
② 日焼け止めは惜しみなくたっぷり使う
日焼け止めを塗ったのに日焼けしてしまった…。
そんな経験はありませんか?
ほとんどの人が推奨量よりも少なめに塗っているので、日焼け止め効果が発揮されていないことが多いのです。
説明書通りの量を守って日焼けを防げば、DNAの損傷も免れます。
適量はショットグラス1杯程度。約30〜45ccの日焼け止めを全身に塗り広げます。
顔には500円玉の大きさの日焼け止めを、ムラにならないようにのばします。
最近では「飲む日焼け止め」サプリなどもありますが、そのサプリのパッケージにも「日焼け止めクリームも併用するように」という注意書きがあります。
やはり日焼けを避ける基本は日焼け止め剤にあるのです。
使用量をしっかりと守って日焼け止めの効果を最大限に生かしましょう。
③ PA表示もある日焼け止めを選ぶ

お店には多くの日焼け止め商品が棚に並んでいます。
一体どれを買えばいいのか悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。
そこで、正しい日焼け止めの選び方をここで再確認しておきましょう。
メラニン色素を沈着させるUV-B対策のためには、
1. SPFは30程度でウォータープルーフであること
SPF50になると肌への負担が大きくなるので、毎日の普段使いには30程度を選んだ方がお肌のためには無難です。
2. PAが++++であること
SPFについてはご存知の方も多いのですが、もう一つ知っていただきたいのがPAです。これは肌のハリを失わせ、皮膚の老化を早めるUV-A対策のための表示で、+が多いほどUV-Aに対する効果が高いとされています。
UV-Aは年中降り注いでいるので、シワや肌老化が気になる人は、特にPAのグレードをチェックして選んでください。
1と2を兼ね備えた日焼け止めは「広域スペクトルの日焼け止め」と呼ばれ、有害な紫外線から効果的に肌を守る、とされており、アメリカ皮膚科学会でも、この表記がある商品の購入を推奨しています。
④ 日焼け止めを塗るタイミングを知る
日焼け止めを皮膚に塗れば、すぐに効果が発揮される訳ではありません。
皮膚に塗布して15分後に日焼け止めとして働きはじめます。
そのことを踏まえて、外出する直前に塗るよりも、お出かけの15分前に日焼け止めを塗るようにしましょう。
⑤ ここもチェック!日焼け止めを塗り忘れない

腕や首、胸元、顔などにはしっかりと日焼け止めを塗るけれど、つい忘れがちなのがサンダルばきの足の甲、手の甲、唇。忘れずにしっかりとカバーしましょう。
また、背中のような手が届きにくい部分は、スプレー状の日焼け止めを使うと便利です。
⑥ 日焼け止めは2時間おきに塗り直す
SPFが高い日焼け止めを塗っているから、まだ大丈夫、などと安心してはいけません。
気がつかないうちに汗をかいて日焼け止めの効果が薄れていることもあります。
2〜3時間おきに塗り直すようにしましょう。
もちろん泳いだ後にもお忘れなく。
⑦ メイクアップ時の塗り直しはスプレーを賢く利用

お化粧をしている場合の塗り替えは、ベースメイクを落として、日焼け止めを塗ってまたメイクアップ…なんて考えるだけでもうんざりですよね。
お化粧をしている時の日焼け止めの塗り直しは、メイクしたまま使える日焼け止め透明スプレーや日焼け止めパウダーを使うと便利です。
⑧ 日焼け止めの期限が切れていないかをチェック
期限切れの日焼け止めは効果が薄れています。
ジェルや乳液、クリーム、パウダー状の日焼け止めは、開封して1年以内に使い切るのがおすすめ。
去年開封した日焼け止めは菌が繁殖していることもあります。
ニキビや肌荒れの原因になりかねないので、新しく買い求めたものを使用するようにしましょう。
⑨ 紫外線の強い時間帯は外に出ない
紫外線インデックスが強い時間帯は10時〜14時。
その中でも12時はもっとも紫外線が強力な時間。
この時間帯は極力外出を避け、屋内にいるようにしましょう。
⑩ 外出する時はUVカットグッズで紫外線を避ける

室内にいましょう、とは言っても多忙な私たち。どうしても外出しなければならない時だってあります。
そんな時は、
- UVカット加工されたつば広の女優帽
- UVカット加工の服
- UVカットスプレーをかけた服
- 目からの日焼けを防ぐためのUVサングラス
- ネックカバー、アームカバー
などの便利グッズを駆使して紫外線から肌を完璧に守ってから出かけましょう。
⑪ 室内日焼けを避ける
今日はお部屋にいるから大丈夫って思っていませんか?
UV-Aは室内にまで入り込んできます。
UV-Aは老け顔の原因
肌のハリを保つためには、遮光率の高いUVカットカーテンや窓に貼り付けるフィルターなどでUV-Aを遮断しましょう。
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まとめ
予防にまさる対策なし!

適度に浴びれば体内でビタミンDを作って骨の健康に貢献する紫外線ですが、過度に浴びると大事なお肌に弊害が出てきます。日焼けは皮膚の深部にまでダメージを与えるだけではなく、白内障や皮膚ガン、アレルギー、免疫力低下も引き起こします。
10年後も美しい白い肌でいるためだけではなく、病気を避けて健康な毎日を送るためにも日頃から極力、紫外線を避ける生活をしていきたいものですね。
参考資料:
環境省「紫外線による健康影響」
気象庁「紫外線の季節変化・日変化について」
気象庁「時別UVインデックス(観測値)の毎日の推移グラフ」
WHO「Global Solar UV Index」
NCBI「Sub-optimal Application of a High SPF Sunscreen Prevents Epider-mal DNA Damage in Vivo.」
アメリカ皮膚科学会「How to select a sunscreen」
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