年々、「シミの数が増えてきた」「シミが濃くなってきた」と感じている人が多いでしょう。
多くの人は、できてしまったシミは諦めているのではないでしょうか。
しかし、肌のターンオーバーが正常に働いていれば、シミを作ることはありません。
できてしまったシミも、ターンオーバーを促すことができれば解消できる可能性があります。
まずは、自分はどういったタイプのシミなのか理解し、正しいケアをすることが大切です。

シミを気にする女性

そもそもシミってどうしてできるのか?

私たち皮膚は、表皮、真皮、皮下組織の3層から作られています。
シミは、紫外線などによる外的刺激を受けることで、メラニンが発生し、蓄積され、表皮の部分で発生することになります。
なぜ、メラニンが生成されるのかというと、紫外線から肌細胞を守ろうと色素形成細胞が働きかけるため。
表皮細胞にメラニンがとどまることで、紫外線から肌細胞を守ることになります。

メラニンができたら、必ずシミになる?

紫外線を受けると、メラニンが作られたとショックを受ける人も多いですが、肌のターンオーバーが正常に働いていれば、シミになることなく、解消することができます。
いつも変わらないように見える肌は、実は約28日間をかけて生まれ変わっています。
表皮の中でも、一番下の層となる基底層にあるメラニンは、少しずつ分裂し、肌表面に押し出され、その結果、最後は角質となり肌から剥がれ落ちます。
そのため、メラニンが生成されても、通常の日焼けレベルであれば、1ヵ月ほどでシミになることなく、解消することができます。

肌のターンオーバーサイクルが乱れるとシミになる

メラニンが生成されても、しっかりと肌のターンオーバーが働いていると、シミにならずに解消することができます。
そうなると、「シミができるのはどうして?」と不思議に思うでしょう。
シミができてしまったということは、メラニンがしっかりと排出されず、肌に滞留してしまっている状態。
実は、ターンオーバーのサイクルがみだれてしまうと、排出よりもメラニンの生成のペースが早くなってしまい、メラニンをうまく排出できなくなってしまいます。
こうして肌に残ってしまったメラニンは、シミとして肌に表れることになります。

シミ対策は、シミタイプにあった対処方法が必要

シミというと、どれも同じ種類のものと思っている人が多いでしょう。
しかし、シミには種類があります。
シミ対策をするためには、自分のシミタイプに合った対処方法を取り入れることが大切です。

老人性色素斑

シミの中でも一般的なタイプとなる老人性色素斑の原因は、紫外線による影響や肌老化により、メラニンが肌に蓄積してしまったため。
特徴は、数ミリから数十ミリの様々な大きさのシミがあること。
また、シミが丸い色素斑となっており、少しずつ黒さがはっきりとしてきます。
老人性色素斑のお手入れは、UV対策アイテムをプラスして、紫外線対策をすること。
まだ、シミの色が薄い場合には、美白系化粧品でケアをすると良いでしょう。
濃いシミの場合には、肌に定着してしまっている状態のため、レーザー治療などで改善することが必要となります。

雀卵斑

雀卵斑は、そばかすといわれるもの。
要因は、遺伝的なものといわれており、幼少期から思春期に目立ちやすい状態となります。
紫外線を浴びることで、濃くなることもあるため注意が必要です。
特徴は、2㎜から3㎜程度の小さな点状のものが肌に広がります。三角形や四角形など角のあるのが特徴。
お手入れは、UVケアアイテムを用いて、紫外線対策をすることが大切です。
レーザー治療を行うことで、綺麗に消える人もいますが、再発する人も少なくありません。

炎症後色素沈着

シミというと、紫外線のイメージが大きいですが、傷やニキビあと、虫さされの跡などがシミとなって肌に残ってしまうこともあります。
炎症後色素沈着の特徴は、シミの色が黒や赤といった様々な色で現れます。
お手入れは、美白化粧品をプラスすることが効果的です。
洗顔後、肌負担にならないように、こすらずに美白化粧品でケアを行いましょう。

肝斑

肝斑は、紫外線、女性ホルモンのバランスなどが原因となるシミ。
更年期の人などにも表れやすいタイプのシミです。
肝斑の特徴は、右頬、左頬といったように、左右対称に表れます。
暗褐色や淡褐色といったように、色は様々です。
お手入れは、UVケアアイテムをプラスし、紫外線対策を行うことが大切。
更に、体の内側からケアすることができる、内服液などを取り入れるのも効果的です。

できてしまったシミは諦めるしかないの?

シミができると、「できてしまったシミは、諦めるしかない」と思っている人が多いでしょう。
年齢とともに、シミが増えてくると「もう、歳だから仕方がない」と思っている人も多いのではないでしょうか。
しかし、できてしまったシミも努力次第で薄くしたり、解消することができます。

ピーリングで肌のターンオーバーを早める

本来であれば、シミは正常なターンオーバーにより、自然と肌から剥がれ落ちるものです。
しかし、何らかの原因でターンオーバーが正常に働かなくなっている場合には、セルフケアでターンオーバーを早めることもおすすめ。
例えば、ピーリングなどは、代謝を高める効果があるため、ターンオーバーを促し、シミを薄くすることが期待できます。

ハイドロキノン配合のアイテムでケアをする

美白化粧品は様々ありますが、その中でもハイドロキノンという成分が配合されたアイテムでケアをすると、シミを薄くする効果が期待できます。
ただし、この成分は濃度が高いほど効果があるといわれているため、市販の化粧品の場合には濃度が低く、効果は個人差があります。
また、使い方によっては、逆に肌トラブルを招いてしまうこともあるため、リスクも理解した上で使用することが必要です。

セルフケアで解消しなければ、皮膚科へ

年々、少しずつシミが増え、濃くなってくると「鏡を見るのも嫌」と感じる人もいるでしょう。
そんな人は、一度皮膚科で相談することがおすすめ。
皮膚科では、レーザー治療などを受けることができ、セルフケアで解消することができなかったシミにも、効果が期待できます。
ただし、皮膚科での治療は保険適用されないため、高額負担となってしまうため、事前に確認しておくことが必要です。
レーザー治療などでなくても、医療機関で処方される塗り薬などで治療することもできますので、気になる人は医師に相談するとよいでしょう。

シミはケア次第で解消できる!

シミが気にならなくなった女性

若い頃は、紫外線なんて気にならなかった人も多いはず。
若い頃から、しっかりと紫外線対策をしていれば、50代、60代になってから、シミに悩むことも少なかったでしょう。
しかし、50代、60代になってもシミ対策はできます。
これ以上シミの状態を悪化させないためには、今どんなケアをするかにかかってきます。諦めずに、正しいケアをはじめましょう。