化粧下地は見えない部分のメイクとして地味な存在ですが、化粧下地があってこそ40代以上の肌でも美しく見せることができるのです。
メイクの主役ともなるファンデーションのノリも化粧下地があってこそでしょう。
また、シワやシミなど複数のエイジングサインが重なる中、化粧下地の恩恵を感じている女性はたくさんいます。
そこで「BLANC」は40代〜70代の130名の女性を対象に「化粧下地に関する意識調査」を実施しました。
4つの質問に対する回答率や実際化粧下地を使った方の感想を参考にしながら、化粧下地の特徴や効果を今一度チェックしましょう。

化粧下地を使っている?

化粧下地を使っているかどうかの質問に対して、96%の女性が使用しているという結果が出ました。化粧下地は忙しいとつい省いてしまうステップでもありますが、多くの女性が使っているとなると、自分の肌の一部として不可欠なメイクであることがわかります。
一方、化粧下地を使用していない女性は4%と少なく、その理由をいくつかピックアップしました。
・化粧下地を必要と思わない
・化粧下地の機能のあるオールインワンを使用している
・コスメにかかるコストの削減
・時短メイクをしたい

年齢によっても化粧下地の効果が引き出すことができない、ファンデーションでカバーできるなど微妙な違いが気にならなくなることもあります。
しかし、化粧下地を使っていない女性はごく僅かなので、多くの方に化粧下地はメリットをもたらしているといってよいでしょう。
化粧下地は女性にとって必需品?

大多数の女性が化粧下地を使用していますが、23%の女性が「なくてもよい」と思っていることがわかりました。
化粧下地を使っていても特に変化を感じていなく、毎日のルーティーンとして使っているようです。
化粧下地は「なくてもいい」理由を、実際使った方の感想からチェックしましょう。
- ファンデーションと上手く馴染まない
- 厚塗りになる
- ヨレやすい
- シワが目立って老けて見える
- ファンデーションのカラーと合わせにくい
- 化粧下地を使っても変化がない
- 成分が自分の肌に合わない
- 毛穴が詰まる
- 自分に合ったカラーがない
- 肌がベタつく
- 白浮きする
- 美肌効果がそれほど実感できない
- 化粧下地を使わなくても肌が綺麗な女性がいる
多機能な化粧下地が増えているのは良いですが、自分の肌にフィットしないという問題点も浮上しています。
結局はファンデーションだけの方がメイクが早く完成する方もいるようです。
化粧下地を使う目的と効果は?

アンケート調査によりますと、化粧下地を使う目的や効果は人それぞれ異なります。
全体的に見てみると、40代を過ぎると失われていく潤いやハリ、肌の色合いなどを目立たせなくするカバー目的が大多数を占めています。
「肌のカバー」
シミやシワ、くすみなどのカバーへの期待は30%と最も多く、コンシーラーよりも顔全体を自然なベールで隠すことができるのが理由でしょう。
化粧下地はライトなテクスチャーなので、肌に馴染みやすく、首との違和感なく仕上がるのもメリットです。
「ファンデーションをフィットさせる」
ファンデーションのフィットを目的としている女性は16%でした。
スキンケアの後にファンデーションを直接塗ると伸びが悪く厚塗りになりがちです。
また、フェイスクリームと混ざってしまっては、フェイスクリームとファンデーションの効果が半減してしまうでしょう。
化粧下地を塗ることでファンデーションとフェイスクリームの間に壁を作ることができ、ファンデーションが馴染みやすくなります。
毛穴を塞ぐこともなくナチュラルに仕上がるので、ヨレも防止できるでしょう。
チークやアイシャドウのぼかしも違和感がなくなり、若々しい肌に導くことができるでしょう。
「化粧崩れ防止」
化粧下地でファンデーションのノリが良くなると同時に、化粧崩れも防止できます。
もともと化粧下地は化粧崩れの防止として使用されてきましたが、時代とともに化粧下地のクオリティがアップし、カバーや保湿など多機能な化粧下地を使用する女性が増えています。
アンケート調査で「化粧崩れ防止」をあえて目的とする女性が13%と少ないのは、多機能な化粧下地には化粧崩れ防止がすでに備わっているからでしょう。
気になるエイジングサインを一度にカバーしながら化粧のノリもよくするという、40代以降の女性は化粧下地を賢く見極めることができます。
「艶出し」
化粧下地の中には光を拡散してツヤを高めるタイプがあります。
肌のくすみやシワなどを目立たせなくしてくれるので、肌に自然な輝きを与えてくれるメリットがあります。
艶出しメイクをあれこれ使用する必要がなく、厚化粧も避けることができるでしょう。
艶出し効果を目的として使用している女性は、12%で第5位となっています。
40代以降の肌に少しでも輝きを与えたい密かな期待が垣間見えます。
「保湿」
化粧下地にはヒアルロン酸などの保湿成分が配合されているものがあり、スキンケアをしながら肌を潤ってくれます。
意外と保湿効果を目的とした女性が8%と少なかったのですが、保湿効果があると乾燥やテカリによる崩れが防止でき、さらにファンデーションののノリが良くなります。
頰にツヤも出るので保湿効果はあるに越したことがないでしょう。
「その他」
化粧下地を使用する目的や効果のトップは「肌のカバー」でしたが、続く「その他」は21%でした。
化粧下地はカラーが肌の表面に出ないので、比較的お好みで使いやすいメイクアイテムと言えましょう。
「その他」の内容として、化粧下地の効果をさらに深く追求してみました。
- ファンデーションの毛穴の詰まりを防止
- 皮脂の過剰分泌を抑えてテカリを防止
- クレンジングを手早く行うため
- 紫外線や乾燥から肌を守る
- 肌色全体を均一に調整する
- ファンデーションを塗る必要がないとき
化粧下地を購入するときのポイントは?

様々なメーカーから美肌に導く化粧下地が販売されています。プチプラから一流メーカーまで、優れた機能の化粧下地がラインアップしているので、どれが自分にベストなのか選択に悩むものです。
そこで、女性はどのようなポイントを押さえて化粧下地を選択しているのかアンケートの主な回答を参考にまとめました。
「自分の肌に馴染むか」
化粧下地を選ぶときのポイントNo.1は、39%の女性が回答した「自分の肌に馴染むか」です。化粧下地の浸透が悪かったり、カラーと違和感があれば化粧下地として効果を発揮できないでしょう。購入前はテクスチャーやカラーを試しておくと安心です。
「ちゃんとカバーされるか」
化粧下地でシミやくすみをカバーしたい女性は多く、選ぶときのポイントも17%と2番目に高い結果となりました。化粧下地でカバーできれば、ファンデーションでさらにカバーでき、長時間のアウトドアでも美肌がキープできるでしょう。ムラもなくなり、なめらかで均一な肌が実感できます。
「成分」
保湿を目的としているなら、有用保湿成分がしっかり配合されているか確かめることが大切です。また、どんな肌質に関わらず、無添加で低刺激の化粧下地ならいつでも快適なメイクが実感できるでしょう。成分チェックは見落としがちなポイントで、14%の女性が気に留めている結果となりました。
「値段」
コスパが良いことも化粧下地選びに欠かせないポイントでしょう。14%の女性が化粧下地のコストを重視しており、継続して使用したい、化粧下地にはお金をかけたくないという理由からでしょう。化粧下地は見えないメイクであることでも、マイナーなメイクアイテムとして扱っているようです。
「その他」
6%の結果となった「その他」の選ぶポイントを、実際購入した方の口コミからピックアップしました。
- 高価な化粧下地が必ずしも満足できるとは言えない
- 紫外線防止効果のある化粧下地を選ぶ
- 美容液効果のあるものがおすすめ
- コンシーラー入りのものを選ぶと便利
- 年齢に合った化粧下地を選ぶ
- 購入前に試す
高価過ぎてもコスパが良過ぎても、満足できない化粧下地があります。
選ぶときはやはり実際試すことでベストな選択ができるでしょう。
そのほか、紫外線防止やコンシーラーなど多機能の化粧下地も選ぶときのポイントでした。
まとめ:

アンケート調査から多くの女性が支持するように、化粧下地はメイクの持ちや美肌をキープするのに不可欠なアイテムです。
化粧下地はまさにメイクのベースとして素晴らしい底力になるでしょう。
化粧下地の選び方も参考に素敵な美肌をキープしてください!
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