ヨガをする女性

エクササイズとして進化した現代のヨガ

ヨガの歴史は長く、かつては仏教の修行の1つとして行われてきました。
感情を解き放つ修行として、瞑想から始まり、長い歴史の中で呼吸法や動作などが加わりました。
現代のヨガは「ハタ・ヨガ(力強いヨガ)」と呼ばれており、心と体を鍛錬していくエクササイズとして世界中の人に親しまれています。
続けていくことで、体が引き締まっていくので、ダイエット目的の運動と思われがちですが、それだけが目的なわけではありません。
心身ともに健康になり、自然な美しさを手に入れられるのが特徴です。
ヨガとは、サンスクリット語で「繋がり」という意味の言葉です。
心身と魂が結びついているということを示しています。
オトナ世代は、ストレスを抱えていることが多く、体も疲れ気味。そんな時だからこそ、自らの健康の為にヨガをする時間を作ってみませんか?

ヨガの真髄!腹式呼吸を習得する

ヨガで最も重要なのは、綺麗なポーズをとることではなく、ゆったりとした呼吸を繰り返すことと言われています。
普段、普通に生活しているだけではなかなか腹式呼吸になることはありません。
しかし、深い腹式呼吸を繰り返すことは体にとってメリットばかり!
ゆったりとした深い腹式呼吸を繰り返すことで、自律神経の副交感神経が活性化されます。
活動時やストレスを受けたときなどに優位になる交感神経。
休息時に優位になるのが副交感神経です。
人は、年齢を増すごとに副交感神経の活動が弱くなってしまいます。
特に女性は、女性ホルモンの急激減少により自律神経のバランスを崩してしまいがちです。
そんな時、腹式呼吸を繰り返すだけで自律神経が整い、精神的な面だけでなく、内臓の動きも活性化されます。
沢山の酸素を吸い込むことで代謝が上がり、体が温まるので、冷え性の解消にも繋がります。
お腹を動かすので、インナーマッスルの強化にも繋がるなど、良いこと尽くめなのです。

腹式呼吸の仕方

①鼻からゆっくり空気を吸って、同時にお腹を膨らます
②鼻からゆっくり空気を吐いて、同時にお腹を凹ませる
③以上を繰り返す

これだけです!慣れないうちは、違和感があったり、苦しくなってしまうかもしれません。
まずは、自分の出来る範囲で、腹式呼吸に慣れていきましょう。

背中の凝りをほぐして羽の生えたような軽さを体感

肩や肩甲骨周りのしつこい凝り、諦めてしまっていませんか?長い間、頭を支え、重いものを抱え、頑張ってきた背中。
1度や2度のマッサージでは、なかなかほぐすことができないですよね。
そんな悩みに答えるヨガがあるのです!
患部をしっかり動かし、筋肉をほぐして血流を良くしてあげることで、徐々に改善が見込めます。
自宅でできるものが多いので、お金もかからず、短時間でも続けていくことで効果が感じられます。
また、背中に年齢が出るとも言われています。美しく軽い背中を手に入れて、これからの人生をより充実させましょう!

女性ホルモンを整えてオトナ世代の悩み軽減

ヨガのポーズの中には、女性ホルモンが活性化されるポーズも多くあります。
全身の筋肉を無理なくストレッチさせるポーズが多く、運動強度はそれほど高くないので、気軽に取り組むことができておすすめです。
ポーズをとって、静止している間も、深い呼吸を忘れないようにしてください。
それだけで、リラックス効果がアップします。
また、呼吸に意識を向けることで、頭の中にある色々な思考が研ぎ澄まされ、スッキリしてくるので、ストレス解消にもなります。
年齢を重ねるにつれて現れる、女性特有の悩みは、ヨガを続けることで軽減する可能性が大いにあります。
自分が気持ちよくなれるポーズを見つけてみてください!

ヨガの最後に行う、「屍のポーズ」の重要性

ヨガでは、さまざまなポーズを繰り返したあと、締めくくりに「屍のポーズ」という、横になるだけのポーズを必ずとります。
これは、ただの休憩のポーズではありません。
屍のポーズとは、その名の通り屍のように動かない状態になるポーズです。
目を瞑り、全身の力を抜き、思考を停止させることにより、普段外に向いている意識が内向きになり、自分の中で何が起こっているか感じられるようになります。
心拍数や呼吸の深さなどの体の変化、そして心の中に潜む影や脳内で凝り固まっているもの……それらを受け止め、解放する。屍のポーズを通して、日常でも感情のコントロールが出来るようになるのです。
また、筋肉を動かしたことで交感神経優位になった体が、副交感神経優位になります。
自律神経が整うので、医学的にも良いとされています。

屍のポーズのポイント

①仰向けに横になり、手のひらは上に向けて体から少しはなれたところにおく。
脚は腰幅より少し開くようにし、つま先を外側に向ける。
②重力に身を任せて全身の力を抜く。特に、無意識に力が入っている顎や喉元、目の奥の力みも緩める。
③深い呼吸を繰り返す。
脳内に浮かんできた思考や、どろどろとした感情を吐く息と同時に鼻から吐き出すような感覚で解き放つ。
④その状態を5分から10分程度保つ。
⑤起き上がるときは、頭から遠い足先や指先から徐々に動かして息、必ず頭が最後に起きるようにする。

体を動かすポーズが一通り終わると、満足してしまって屍のポーズを省いてしまいがちですが、かならず屍のポーズで終わるようにしましょう。

まとめ

都会でヨガをする女性

美しい女優さんやモデルさんなど、世界中の女性が取り入れているヨガ。
体の表面を引き締めるだけではなく、体の内側のバランスを整え、美と健康の両方を手に入れることができるので、これだけ多く支持されているのも納得ができますよね。
最近は、介護の現場でもヨガが取り入れられているほど。
運動と思うと、反射的に身構えてしまいがちですが、自分で自分の心と体ををマッサージしてあげるような感覚で、毎日に少しずつ取り入れてみてください!