易経とは「周易」とも呼ばれ、周の文王が六十四卦を完成させ、周の文王と周公が卦の言葉を作ったとされています。

易とは「陰」と「陽」から成り立っていて、陰陽は「天と地と人」のすべての世界の成り立ちの根本の原理を意味します。
皇帝の学問とて発生したものとされ、中国の皇帝たちは国を治める過程で様々な困難にぶつかったときに、易に回答を求め、易が示す注意点を参考にしながら立派に国を統治されたきたと言われています。

易は「変化」


また易の根本原理は「変化」であり、変わりゆくことにあります。
自然の変化は常に一定ではなく、常に変化をし続けていくことに意味があります。
平成の終わりに、易で2019年がどのようなカラーの年であるかを占ってみました。

 

出た卦=22番「山火賁(さんかひ)」

大意:見栄を捨て内面の充実を図る時
賁は、亨る。
少し往くところあるに利あり

~基本的な運勢の意味~

陽が落ちる様

「賁(ひ)」とは飾ることを意味します。
この卦がでますと「山火賁の時は通じる。小さいことなら進んでも良い」
この卦は太陽が山のかなたに沈む日没寸前の光景を物語っています。
山々が赤く彩られ、息をのむほど美しい姿ではありますが、それはあくまで表面的な美しさであり、永続的なものではありません。
山火賁は夕日を意味しますので、明るさに乏しく、あまり遠く先までを見通すことができません。
この卦が出ましたら、あまり大きなことをするのにはふさわしい時ではなく、足元を照らすような小さいことなら可能なら実行可能な時と言えるでしょう。

 

社会情勢は?

2018年も政治や企業の粉飾が大きく取り上げられた1年でしたが、
今年2019年も「山火賁」という厳しい卦が出ました。

虚飾や虚勢に注意が必要な年

この卦がでると一言でいえば、見かけと実態の違いに注意せよという世の中全体に対する注意勧告とうメッセージととっても過言ではないでしょう。

今年もそういう意味では、見た目は派出で立派に違いないという企業であっても、実は中身が暗かったということに遭遇しやすい部分があるだろうということになります。政治的な問題であれ、企業のトップであれ、今年は昨年の問題をなんとか表面的には隠したいので、言葉を飾り偽ることや、嘘をつく場合もあるのではないでしょうか。

どこかでメッキが剥がれるので、大きな提言をすることで窮する問題に発展していく可能性を秘めています。
今年はいい意味で虚飾を戒め、内部の問題を充実させることが肝要でしょう。
今年は一見売り上げが上がったように見えても、実は利益がそれ程でもないなど、見た目と実情が違うといった経済的には今年も厳しい一面があるようです。

 

投資・金運・各家庭の経済動向

「山火賁」の年はとかく見せかけ以上の虚勢を張ってくる傾向が強まります。

堅実に、確実に進む

家計簿を気にする様子

交渉の場面では派手な話程注意が必要となってきますので、相手の話にすぐに乗らずに、よく相手側の実情をしっかり調べてから交渉事は切り出すことが大事です。

また新規事業や拡張ごとなどは、実利が大きく出ないときとなる傾向があるでしょう。
今年は堅実を良しとして、大きな賭け事や、投資話などは控えることが望まし年といえるでしょう。
今年は各家庭では質素倹約やシンプルといった経済意識が昨年とは違ってくるかもしれません。

とくに各個人ではお金の使いかたに意識の変化が現れる年となるでしょう。
とかく若い世代では、車や高価な物などは、リース・レンタルで済ませる傾向が強まるでしょう。
各個人での消費動向がこれまでとは異なるようです。

天変地異や災害

「山火賁」の時は上卦が「艮=山」を意味し、下卦が「離=火」を意味します。
この卦は地震に弱い卦となり、土台がもろく崩れるという意味を成しますので、今年も昨年に引き続き、地震には注意が必要となります。

自然災害にも万全の備えを

古い家屋や柱・壁など、事前に点検できる範囲は修繕することは災害を最小限にすることになるので必要であれば点検しておくことが望ましいでしょう。また「離=火」なので、今年の6月頃はいろいろな意味で要注意です。地震による火災も懸念されるところでしょう。また今から今後の地震にそなえ、家具の転倒などに事前に備えておくことが良いでしょう。

 

人間関係や恋愛

「山火賁」の時はとかく見栄を張り、自分を等身大以上に見せようとしたくなる時となります。

飾らない自分をモットーに

ある程度自分を飾ることはおしゃれや身だしなみに気を遣うことであり、とても大切な要素ではあります。
今年は外面より内面重視の時なので、婚活やお見合いなどでは、相手の年収や肩書といった表面的なことだけに捕らわれずに、人間としての内面を重視して相手を選ぶことがポイントです。

何事もあまり派手にやりすぎると、長続きしない傾向なので、シンプルで自分らしく、モットーにするとよいでしょう。

まとめ

2019年度を易で占ってみましたが、いかがでしょうか。

「山火賁」という夕日というイメージを日本全体に当てはめてみるとてもよく易がその状況を言い当てているのではないかと思います。
日本経済や世の中が、またいつか日の目をみることはいつの時代になるのでしょうか。
易は私たち日本に、いまある暮らしをよりよくシンプルに生きることを教えてくれているのかもしれません。

平成の終わり、そして新年号が始まるなか、どんな2019年になるか楽しみですね。

 

執筆者:(占い師)Jupiter
http://www.madam-jupiter.jp