50代、60代と年齢を重ねるにつれて、悩みが増えていくのは身体だけではありません。
女性にとって命ともいえる髪もツヤやハリが失われ、人知れずお悩みの方も多いのではないでしょうか。
今回はそんな悩みにエイジングヘアケアをご紹介します。
今からはじめても十分間に合うエイジングヘアケアで、生き生きとした自分を取り戻してください!
若く見える髪の条件はトップのボリューム
まず髪の毛が若く見えるポイントとはどこでしょうか。
ヘアのプロである美容師の世界で言われている頭の形が綺麗に見える形というものがあります。
それは、ひし形です。
50代60代になると髪の毛のトップが薄くなり、サイドの髪が残る傾向にあります。
しかし、綺麗なひし形はトップにもボリュームがないといけません。
このトップのボリューム感が若く見えるポイントなのです。
今回は育毛剤を使わなくても家でできる簡単なエイジングヘアケアを3つご紹介します。
食事はタンパク質・鉄分・ビタミンを意識して
まず日常的に意識してできる対策といえば食事です。
髪の毛は血液に乗った栄養分が届けられることによって新しい髪の毛を作っています。
つまり皆さん自身に栄養が足りていなければもちろん髪の毛にも悪影響です。
エイジングヘアケアに役立つ栄養素は
- タンパク質
- 鉄分
- ビタミンC などです。
タンパク質
髪の毛の主成分は私たちの皮膚や爪と同じたんぱく質でできています。
髪の毛のもととなるタンパク質が不足すると髪が細くボリュームダウンするだけでなく、
ちょっと強い力でのブラッシングなどでもすぐ切れ毛が発生してしまいます。
タンパク質が豊富で食べやすい食材といえば卵です。
毎日一個は必ず食べるとツヤがでると言われています。
最近ではコレステロール値に影響はないとの研究結果が出ていますので、多少食べ過ぎても大丈夫なようです。
鉄分
鉄分は血液の中にあるヘモグロビンを生成するために必要な栄養素です。
ヘモグロビンは酸素を全身に運ぶために欠かせません。
髪の毛に栄養を送るために鉄分を積極的に摂取しましょう。
鉄分はひじきやマグロなどに多く含まれています。
食材を選ぶときはなるべく色が黒い(濃い)ものを選びましょう。
ビタミンC
タンパク質から皮膚や髪を作る際に手助けをしてくれるのがビタミンCです。
髪や皮膚の再生力をアップさせてくれます。
50代60代を超えて傷の治りが遅くなったと感じることはありませんか?
ビタミンCはそういったアザや傷の治りも早めてくれます。
ビタミンCが多い食材といえばレモンを連想しますが、実はレモンよりピーマンの方がビタミンCは多く含まれています。
中でも赤ピーマンはビタミンC保有率がトップレベルです。
レモンは一度にたくさん食べることが難しいですが、ピーマンなら加熱して大量に食べることができますね。
シャンプーマッサージは円を描く
エイジングヘアケアに役立つシャンプーの仕方もご紹介します。
血行を良くすることが重要なのですが、力を入れてシャンプーするのはNGです。
人の指は思ったより力が強いものです。
マッサージしながらシャンプーをするときは、力を抜くことを意識して、頭をもみほぐす感覚でシャンプーしてください。
やり方がよくわからないという方は、指を頭に置いて、その場でちょっと頭皮を押さえてゆっくり円を描きます。
何周も円を描いているうちに頭がじんわりと温かくなるのを感じるはずです。
頭頂部は白会(びゃくえ)というツボがある部分なので一緒に刺激しましょう。白会は抜け毛対策や白髪に効果があります。
ブローはタオルを使うと簡単で早い
シャンプー後のブローの仕方にもエイジングヘアケアのコツがあります。
まずドライヤーを使うときは頭に近づき過ぎないこと。
50代・60代を過ぎると長年のドライヤーの使用で熱で髪が傷んでしまいがちです。
しかし、ずっと冷風で髪を乾かすのは時間がないという方は、はじめのタオルドライした髪は温風で乾かし、半乾きになってきたら一度ドライヤーを止めます。
そして乾いたタオルを頭にかけて、その上からまた温風でドライヤーをかけてください。
この方法だとタイルが吸った水分をドライヤーで乾かすことになるので、乾きが早くしかも髪を傷めません。
スタイリング剤はムースがおすすめ
髪がちょうどいいところまで乾いたら、保湿のためにドライヘア用のトリートメントを付けます。
しかしここでオイル状のトリートメントはなるべく使わないようにしてください。
なぜかというと、オイルは髪表面に膜を作ってしまうからです。
この膜が髪に重みを出し、ボリュームを失わせてしまいます。
髪が多くてお悩みの方はいいのですが、特にトップは髪の毛の根元がむき出しになっている場所なので、絶対にオイルをつけてはいけません。
では何を付けるのかというと、ムース状のトリートメント剤です。
これなら、表面はコーティングでき、しかもボリュームを失わせることはありません。
お出かけ前に使うこともでき、手に取った時に垂れることもないので、使いやすくおすすめです。
まとめ
ここまで見ていくと、特別お金をかけなくても自分でできることばかりでしたね。
髪は顔の額縁になります。
美しい絵画もしっかりとした額縁に入れられて美術館に飾られていますよね。
いつまでもエイジレスな印象を残すためにもエイジングヘアケアにも力を入れてみてはいかがでしょうか。