シャンプーや化粧品などで髪の外側からヘアケアをしていくという考え方もありますが、やはり長期的に健康な髪を維持していくためには正しい食生活による内側からのケアが必要になってきます。

そこでここでは髪に良い食べ物、良くない食べ物なども含めて食生活からのヘアケアについて紹介していきたいと思います。

食生活と髪の毛の関係性

食事イメージ

食べ過ぎや無理なダイエットなどでまったく食べないというのは髪の毛にもよくないとイメージしやすいかもしれません。

特に高たんぱく、高カロリーの食事をずっと続けている人が増えている近年では髪の毛に悪影響を与えてしまっている人も増えているのです。

内臓へのダメージは髪の毛へもダメージとなる

動物性のタンパク質や脂肪は動脈硬化や高血圧、心臓病などの様々な病気の要因となります。

特に血管に脂肪酸がつくことで血液を濁らせ、血流が悪くなるということが多くなっています。

血流が悪くなると髪の毛や髪の毛を作る毛母細胞に栄養がしっかりと届かないということが起こり、結果的に髪の毛が細くなったり抜けやすくなったりしていきます。

内蔵や血流にダメージを与えることは髪の毛に対してもダメージを与えることなのです。

髪に良い成分と悪い成分

当然のことのようですが野菜には髪に良い成分が多く含まれています。
ビタミンやカリウム、カルシウムなどは体に対しても、もちろん良い成分なのですが髪の毛を作り出すことについても重要なものばかりです。

カロテンは脂質が酸化することを防いでくれますし、食物繊維は余分な脂質やコレステロールを体外に排出します。
これらも血流を正常に保つことに関係してきます。

また、脂肪は人の体にとって必要な成分でもあるのですが、植物性の脂肪の方が体には良いとされています。
αリノレン酸はコレステロールを排除してくれますし、リノール酸は血流を安定させて動脈硬化などのリスクを減少させてくれます。

逆にコンビニ弁当などに添加物として多く含まれているナトリウムは髪の毛にはよくありません。

ナトリウムの過剰摂取は頭皮に炎症を与えて荒れさせるだけでなく、毛乳頭細胞の活性を低下させることで髪の発育を妨げてしまいます。

種類別の食べ物と髪の毛の関係について

食事をする女性

「甘いものを食べると髪が薄くなる」「辛いものを食べるのは髪には良くない」などと世の中には本当かどうかわからない情報があります。

ここではそれらについて種類別に紹介していきます。

甘いものと髪の毛の関係性

甘いものは髪の毛にとっては良いのでしょうか、悪いのでしょうか。
結論から言えば「摂りすぎると悪い」ものとなります。

糖分の代表格である白い砂糖には重要な栄養素は含まれていません。
そしてこの白砂糖は体内にあるビタミンやミネラル分を消費してしまうという性質があります。

これらは新しい元気な髪の毛を作っていくのに必要な成分であるだけでなく、頭皮の代謝を行っていく成分でもあります。
ビタミンやミネラルが糖分によって失われていくと髪の状態はどんどん悪くなり、頭皮の衛生環境も悪くなっていきます。

また、糖分は強い酸性の成分です。
人間の体は普通は弱酸性に保たれているのですが、そのバランスも壊してしまうことになります。
そして当然ですが肥満の原因になります。

肥満が進むと代謝が悪くなり、皮脂が過剰に分泌されて蓄積されていきます。
皮脂が多くなると毛穴に詰まって毛が抜けやすくなったり、フケやホコリなどと混ざって不衛生な状態を作り出していきます。

これらを考えると糖分を多くとることは髪の毛には良くないと言えるでしょう。

辛いものと髪の毛の関係性

では辛いものは髪の毛にとって良いものなのでしょうか。

昔から日本にはワサビがあり、中国や韓国には唐辛子が、東アジアや東南アジアには香辛料などがあり、アジアの地域は昔から辛い食べ物が多くありました。

しかし統計を見てみると実際に薄毛の人の割合が高いのはほとんどがヨーロッパ諸国です。
この結果を見ると辛いものを食べると髪に悪いというのはつながらないことになります。

艶のある健康な髪を保つためには頭皮の血行を良くするということが基本です。
辛いものはその血行を良くする働きや発汗作用があることで基礎代謝も上げることができます。
そう考えるとむしろ髪の毛にとっては良い効果があるとも言えます。

ただし食べ過ぎはいけません。
唐辛子のような刺激物は食べ過ぎると胃腸などの内臓器官に大きな負担を与えます。
また、汗や皮脂の過剰分泌を促す効果もありますので、少量食べて代謝を上げるという程度にしておくのが理想的です。

特に50代を超えた女性は代謝が低下してきます。
辛いものを少量食べて代謝を上げていきましょう。

脂肪分の多いものと髪の毛の関係性

先ほどの糖分や脂肪分はそれ自体が髪の毛に悪いということはありません。
糖分はエネルギーを作り出すもとになりますし、脂肪分はエネルギーを蓄積することができます。

どちらも健康な髪の毛を保つために必要なものなのです。
しかしこれらが体にも髪の毛にも悪いと言われるのはほとんどが「摂り過ぎ」によるものです。

動物性の脂肪を多く摂ると皮脂が過剰に分泌されるようになります。
また、血液がドロドロになって血流が悪くなることから栄養分が髪の毛に届きにくくなるということもあります。

やはり脂肪分は髪の毛には良くないことの方が多いと言えます。

まとめ

食事をする女性

一時的なものではなく、長期的に健康な髪を保っていこうとするとどうしても食生活が重要になってきます。どれも適量であればそれほど問題はないのですが、過剰に摂取すると髪の健康を阻害することがあります。

食べ物と髪の毛の関係性をよく知った上で食事をとるようにしましょう。