みなさん、お盆はご存知ですよね。
毎年夏にあるお盆です。

「初盆(はつぼん)」とは、亡くなられた方が初めて迎えるお盆のことをいいます。
地域によっては、「新盆(にいぼん)」になじみがある方もおられかもしれません。

初盆とは

お墓と青空

先程、亡くなられた方が初めて迎えるお盆を初盆とご説明しました。
正確には、四十九日の忌明け後に行われます。

お盆での供養は毎年行われます。
初盆は、亡くなられた方が迎えるお盆ですので普段のお盆より飾りが豪華です。

盆棚や精霊棚と呼ばれる祭壇を飾ったり、提灯を設置したりします。
祭壇には、亡くなられた方のお位牌・お盆の供物・亡くなられた方の好物などを飾ります。
飾り方には地域ごとに違う場合があるので気を付けてください。

初盆のお供えでよく見るのは、そうめん・ほおずき・きゅうり・なすが多いです。
これらには、それぞれ意味があります。

 

そうめん

そうめん

そうめんには、提灯の柄(持ち手)の部分を表しています。
現在では、提灯は自宅に飾るものというイメージが強いかもしれません。
昔は、提灯の中も電球ではなく火を使いました。
そのため、持ち手となる柄が必要でした。

ほおずき

ほおずき

お盆に飾る花の中に、ほおずきがあるのは見たことがあると思います。
ほおずきは提灯を表しています。
亡くなられた方は、提灯の灯かりを目印に帰ってくるといわれます。
そのため、お盆に飾る花の中には、ほおずきが飾られます。

きゅうりとなす

お盆の風物詩、精霊馬

お盆に飾るきゅうりに、爪楊枝や割り箸を刺しているのを見たことはありませんか。
現代では移動手段といえば、自動車や電車が思い浮かぶと思います。
昔は、最も速い移動手段は馬でした。
お盆に亡くなられた方が、少しでも早く帰って来られるように馬に見立てたきゅうりを飾ります。

なすにも、爪楊枝や割り箸を刺して動物を表します。
お盆の間は、お供えをたくさん供えます。
そのお供えを、持ち帰れるようになすは牛を表しています。
昔の運搬方法は人力か牛車でしたので、牛です。

また、お盆に盆踊りが行われるのも、亡くなられた方の供養のためです。
盆踊りの由来は、踊り念仏にあるといわれています。
ですから、盆踊りは亡くなられた方がお盆に帰ってきた際、慰めねぎらう意味合いがあります。

盆踊りにも、地域性があり踊りにも様々な種類があります。

初盆の期間

初盆の期間は、東京(東京を中心とした一部の地域:新盆とも呼ばれる)では7月に行われます。
一方で、地方では8月に初盆が行われます。
期間は所説あります。
7月の場合は大よそ7月13日から16日まで。8月の場合は8月13日から16日までとなっています。
この4日間が基本です。

しかし、土日などの兼ね合いによっては、長くなる場合も出てきます。
8月は、11日が「山の日」で祝日になったことから、お盆の期間設定は長くなる傾向にあるようです。

7月・8月どちらの場合も、13日に迎え火(盆の入り)を行い、16日(15日の夕方のところもある)に送り火(盆明け)となります。

初盆のマナーやルール

身内や同僚の家が初盆で、お参りに行く必要がある方もおられると思います。
その場合に、どのようなマナーやルールがあるのでしょう。

まず、初盆のお参りに行く場合に手ぶらでいかれる方はいないと思います。
考えられるのは3通りあります。

  • 御仏前(お金)を持って行く場合
  • お供えを持って行く場合
  • ご仏前もお供えも持って行く場合

お金を持って行く際の不祝儀袋の表書きは、御仏前になります。
包まれる金額は、3,000円から5,000円程が多いです。

親しい間柄や親族の場合は、10,000円の場合もあるようです。
お供えを持って行く場合は、海苔・乾物・果物・お菓子・贈答用の線香・ローソクや生花を選ぶとよいでしょう。

次に、服装です。
初盆を迎える方も、初盆のお参りに行かれる方も服装は喪服にしましょう。

女性の場合、略式喪服で構いませんので黒のワンピースや黒のアンサンブル。
黒のストッキングに黒のカバンという服装がよいでしょう。
カバンは、エナメル素材のような光沢のあるものや金具の付いたものは避けましょう。

靴はヒールの高過ぎるもの・スエード素材のもの・つま先が出るものも避けます。
アクセサリーに関しては、パールのネックレス程度にとどめておいた方がよいでしょう。

もし、男性の方が服装に悩まれていたら、黒のスーツ・黒のネクタイ・黒の靴下・黒の革靴をアドバイスされてください。

まとめ

今回は「初盆ってなに?」という内容で初盆について説明してきました。

  • 初盆とは
  • 初盆の期間
  • 初盆のマナーやルール

と分けて説明してきました。

葬儀と同じで、初盆を経験する回数というのは誰しもが少ないものです。
少ないながらも、誰しもが経験することです。

ですが、そういった場面でのマナーやルールはしばしば間違えてしまいます。
身近な方に詳しい方が少なく、誰に聞いたらよいかわからないというのが現状だと思います。

この記事を読まれて、初盆についての知識を少しでも得ていただけたら幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとございました。