年末の恒例行事といえば「大掃除」。ベタベタのキッチン汚れやしつこく残ったお風呂場汚れをすっきりキレイにするのはとても大変ですよね。

そこでおすすめしたいのが「重曹」と「クエン酸」を使ったお手軽掃除。汚れが簡単に落ちるだけでなく、洗剤よりも肌に優しいので手荒れを起こしにくいのです。

この記事では、重曹とクエン酸のお掃除方法を詳しくご紹介していきましょう!

ベタベタ「油汚れ」には重曹!

綺麗なキッチン

まずは「重曹」を使ったお掃除方法。重曹とは「炭酸水素ナトリウム」のことで、お掃除だけでなくお料理にも活用されています。

アルカリ性で油やたんぱく質を分解する性質があり、この特徴をお掃除に活用するとしつこい汚れをスルスル落とすことができます。

キッチンの「重曹」掃除

キッチンには厄介な油汚れや焦げつきがたくさんありますよね。「強く擦ってもスッキリ落ちない」というときは、重曹を上手にとり入れましょう。では、汚れスポット別に詳しいお掃除方法をチェックしていきます。

・ガスコンロの焦げ汚れ

ガスコンロの軽いベタつきや焦げ汚れは、「重曹水」を使うのが効果的。重曹水とは、水500mlに重曹大さじ1杯をよく溶かしたものです。これをスプレー容器に入れておけば、手作りのお掃除スプレーが完成です!

この重曹水を汚れに吹きかけ、フキンなどでキレイに拭き取りましょう。こびりついた汚れもスルスル落ちていくはずですよ。しぶとい五徳などの焦げ汚れは、重曹水を入れた鍋でグツグツ煮洗いするのがおすすめ。手順は以下のとおりです。

【五徳の煮洗い方法】

・鍋に水1ℓと重曹大さじ5杯をよく混ぜ合わせ火にかける。
・沸騰したら五徳を入れて、15分くらいグツグツ煮る。
・火から下ろし、そのまま2時間おいて冷ます。
・スポンジやタワシなどで軽く擦る。
・最後に軽く水洗いをして完了。

重曹は研磨剤の役割も果たすので、フライパンの裏の焦げた部分にふりかけ擦れば汚れがスッキリ落ちます。

・電子レンジの汚れ

電子レンジの中は、飛び散った油や食材、焦げなどでひどく汚れていることが多いスポットです。こんな汚れにも、重曹が大活躍してくれます。重曹は熱を加えると炭酸を発生し、こびりついた汚れを浮かす性質があります。この性質を電子レンジで活用してみましょう!

【電子レンジのお掃除方法】

・耐熱皿に「重曹水」を入れ、電子レンジ(600W)で3分加熱する。
・レンジの扉を閉めたまま、10分間放置する。
・フキンで汚れを拭き取っていく。
・落ちない汚れには重曹を直接ふりかけ擦って落とす。
・最後に水拭きをして完了。

お風呂場の「重曹」掃除

お風呂場には、ヒトが入浴した際に出る皮脂汚れがあちこちに付いています。この汚れを放置していると、カビや菌を発生させる原因となる恐れも。ここでも重曹をお掃除にとり入れて、お風呂場の清潔を保ちましょう。

・洗面器やイスの汚れ

ザラザラしている洗面器やお風呂場のイス、浴槽のフタなどは、石鹸や皮脂汚れがたっぷりこびりついています。一つひとつを擦って洗うのはとても大変ですよね。そんなときに役立つのが、重曹のつけ置きです。

【お風呂場用具のつけ置き方法】

・浴槽にお湯を適量ためる。(残り湯でもOK)
・重曹を2カップ入れ、よくかき混ぜて溶かす。
・洗面器やイス、浴槽のフタなどを浴槽のお湯にしっかり浸す。
・そのまま一晩つけ置きする。
・翌日、一つひとつをシャワーで洗い流して完了。

つけておくだけでザラザラ汚れがスッキリとれるので、大掃除以外のタイミングで行ってもOK。汚れが気になったら、定期的に重曹のつけ置き洗いを実践しましょう。

・お風呂場のカビ汚れ

お風呂場の悩みといえば、隅々に発生するカビ汚れ。少し油断をしただけで、一気に増えてしまいますよね。「塩素系洗剤を使うのが苦手」という方は、重曹に酸素系漂白剤をプラスして使用するのがおすすめです。詳しい方法をチェックしてみましょう。

【お風呂場のカビ汚れお掃除方法】

・重曹1:酸素系漂白剤1:ぬるま湯少々を混ぜ、ペーストをつくる。
・ペーストでカビの部分を覆うように塗り付け、その上からラップをかけて密封する。
・そのまま4時間以上放置する。
・シャワーでよく洗いして完了。

カビのなかには、この方法で落とせない強いものもあります。その場合は専用の洗剤を使用し、汚れを残さず適切にお掃除しましょう。

洗濯機の「重曹」掃除

毎日使っている洗濯機、実はとっても汚れていることをご存じですか?洗濯物を入れる洗濯槽の裏はカビや汚れでいっぱいなのです。

そこでおすすめなのが重曹を使った洗濯槽のお掃除。大掃除の機会に、見えない汚れもスッキリ落としてしまいましょう!

【洗濯槽のお掃除方法】

・洗濯槽の9分目まで4~50℃のお湯をはる。
・重曹を2カップ入れ、「洗濯コース」をスタートし中をよく撹拌する。
・一度停止し、そのまま4時間放置する。
・洗濯槽に浮き上がってきた汚れを網などですくい取っていく。
・汚れが浮かんでこなくなったら、そのまま「すすぎ」「脱水」をする。
・すべてが終わったら、洗濯機のフタを開けて中をよく乾かせば完了。

洗濯槽のお掃除は、大掃除だけでなく3ヵ月に1度くらいの頻度で行うのがベストです。また、洗濯した後は洗濯機のフタは閉めず、常に通気性を保つことも大切です。

「ニオイ」や「水垢」にはクエン酸!

お風呂

次にご紹介するのが「クエン酸」を使ったお掃除方法。クエン酸とは、レモンや梅干しなどの食物にも含まれる酸味のもととなっている成分です。

弱酸性なので、ヒトの肌にも刺激が少なく安全。対するアルカリ性の汚れを落とすのに効果的です。

キッチンの「クエン酸」掃除

クエン酸は、キッチンに多く残った水垢に効果的。また、消臭効果も期待できるため、キッチンならではの食品や生ゴミのニオイも解消してくれます。

・蛇口や流し台の水垢汚れ

あちこちに見られる水垢汚れは、手作りの「クエン酸スプレー」で楽チンにお掃除しましょう!これ一つ作っておけば、大掃除以外のササッとお手入れにも活躍してくれます。

作り方は簡単。500mlの水にクエン酸大さじ1杯を溶かしてスプレーボトルに入れるだけです。気になる部分に吹きかけ拭き取れば、しぶとい水垢もスルッと消えます。

・生ゴミの消臭

生ゴミのゴミ箱が臭う場合もクエン酸スプレーを活用しましょう。生ゴミに2~3回吹きかけるだけで、ニオイが改善されるはずです。

・電気ケトルの汚れ

電気ケトルは、放っておくと水垢や茶渋などの汚れが溜まってしまいます。落ちにくくなったこれらの汚れは、クエン酸による煮洗いで解消しましょう。詳しい手順は以下のとおりです。

【電気ケトルのお掃除方法】

・使用している電気ケトルの最大目盛りまで水を入れる。
・クエン酸を大さじ2杯入れ、溶けるまでかき混ぜる。
・スイッチを入れ、一度沸騰させる。
・沸騰したら、そのまま2時間放置して冷ます。
・中の水を捨て、汚れが残った部分はスポンジで軽く擦って落とす。
・再度、最大目盛りの水を入れて沸騰させる。
・お湯を捨て、水でよくすすいだら完了。

すすぐ際は、コードが水に濡れないよう注意しましょう。1ヵ月に1度くらいの頻度で行うと、ケトルに汚れが残りにくく清潔を保つことができます。

トイレの「クエン酸」掃除

少し憂鬱なトイレ掃除。厄介な尿の汚れやアンモニア臭は、クエン酸を使ったお掃除が最適です。クエン酸スプレーを上手くとり入れ、清潔感のあるトイレに磨き上げましょう!

・便器の尿汚れ

便器の周りに付いた尿汚れは、クエン酸スプレーを吹きかけ雑巾などで拭き取るとキレイに落ちます。なかなか落ちないしぶとい汚れには、ペースト状にしたクエン酸を上にのせてパックするのがおすすめです。

【クエン酸パックの方法】

・クエン酸4:水1の割合で混ぜ、ペースト状にする。(固さは分量で調整する)
・しつこい汚れの上にペーストをのせる。
・その上からラップをかけて密封状態にする。
・そのまま1時間放置する。
・水拭きで拭き取れば完了。

・トイレの壁汚れ

トイレの壁には尿の飛び散りなどによる見えない汚れがあります。ことらにもクエン酸スプレーを吹きかけ、軽く水拭きをしていきましょう。キレイになるだけでなく、トイレの気になるアンモニア臭が解消されるはずですよ!

お部屋のニオイ

カーテンやソファー、ラグマットなど、お部屋の布製品は気付かないうちにニオイを発生しています。でも、わざわざ洗濯するのはかなり面倒ですよね。

そこでおすすめなのがクエン酸スプレー。カーテンやソファーに吹きかけ乾かすだけで、お部屋のニオイが解消されます。消臭スプレーの人工的な香りが苦手な方にもおすすめです。

重曹とクエン酸を使うときの注意点

風呂掃除グッツ

大掃除に大活躍してくれる「重曹」と「クエン酸」。ですが、使うにあたっていくつか注意点があるので、掃除をはじめる前にチェックしておきましょう!

肌が弱い方は手袋を

重曹やクエン酸はいずれも安全性の高い成分ではありますが、人によっては肌荒れを起こす可能性も考えられます。肌がデリケートな方は、お掃除の際にゴム手袋などをはめておくと安心です。

また、キッチンなどで使用した後は、よくすすぎ洗いをしましょう。

落ちない汚れもある

優しい素材であるがゆえに、市販の洗剤や塩素系スプレーなどに比べると汚れ落ちに物足りなさを感じる場合もあります。きちんと汚れを落としたいときは、市販のお掃除アイテムを適度に使うことがおすすめです。

その際、重曹やクエン酸と混ぜることのないようくれぐれも注意してください。

重曹とクエン酸の「W使い」応用編

ここでおまけ情報です。キッチンやお風呂場にある排水溝のヌメヌメ汚れには、重曹とクエン酸をWで使うことがおすすめ。化学反応が起こり、モコモコとたっぷりの泡が発生することによって、汚れをスッキリ浮かせて落とします!

【排水溝のお掃除方法】

・重曹1:クエン酸2の割合で混ぜておく。
・排水溝全体にしっかりふりかける。
・上から1カップのぬるま湯をゆっくり注ぎ、発泡させる。
・そのまま10分間放置する。
・汚れが残っている部分はスポンジなどで擦って落とす。
・最後に洗い流せば完了。

みるみる発泡していく様子は、一度体験したらやみつきになります。お掃除をする際は、窓を開けて換気することも忘れずに。

重曹とクエン酸で大掃除も楽しく!

綺麗な部屋

気が重くなりがちな大掃除も、簡単に楽しくできればやりがいがアップしますよね。重曹とクエン酸は、大掃除ではもちろん日常のお手入れにも活躍してくれる万能お掃除アイテム。今日から上手に使い分けて、スッキリキレイなおうちを目指しましょう!