毎日過ごす家のスペースは、生活していくうちに狭くなってしまうものです。狭い間取りに家具を無造作に置いては、さらに窮屈に部屋を見せてしまいます。歩く場所もない部屋では、帰宅してリラックスというわけにも行きません。
そこで、部屋を広く見せるコーディネイトで、清々しい部屋作りをしませんか?ちょっとした工夫で、空間を何倍も増やすことができます。
ここの記事では、ゲストにも心地よさを与える広々とした部屋にするためのコツを、インテリア、家具、リフォーム別に11点ピックアップしました。まずは、部屋を狭く見せてしまう原因を押さえ、ゆとりあるスペースに改善しましょう!
部屋を小さく見せてしまう4大原因
住んでいくうちに部屋が次第に狭くなってしまうものです。毎日の生活の中で、どんどん増えていく余分な物を片付けることから始めましょう。
1.物を積み重ねて置いている
部屋のスペースが少なくなると、物を積み重ねてしまいがちです。タンスの上や部屋の壁に沿って本やボックスなどが山積みになっては、部屋を暗くしてしまいます。埃もたまり、どんどん部屋を狭く見せてしまいます。
2.フロアが半分以上見えない
重いアイテムなどはついフロアに置きっ放しにしてしまうものです。また、毎日使うものですと、しまうのが面倒になり、フロアが埋もれてしまいます。気づけば歩くスペースもなくなり、部屋が物置状態になっては狭く見せてしまうのも無理がありません。
3.カーテンを閉めたままでいる
同じスペースでも、明るい部屋と暗い部屋では広さの見え方が異なります。都心での生活はカーテンを閉めがちになり、自然光が入らない状態であることが多いです。黒色のファッションがスレンダーなボディに見せるように、部屋も縮小させてしまいます。
4.窓の周辺に物を置く
窓は光を取り込む大切な部分なので、窓の周辺がごちゃごちゃになっていると部屋を狭く見せてしまいます。ドアを開けた時に圧迫感を感じさせては、部屋のスペースを奪ってしまいます。
部屋を広く見せる方法:インテリア編
限られたスペースであるからこそ、余分なものを排除して部屋をスッキリ見せましょう。また、インテリアやカラーでアレンジすることで、部屋をグンと広く見せることができます。
天井のインテリアはフラットに整える
天井のインテリアとなるのがまず照明ですが、吊るすタイプよりも天井に密着するフラットタイプのランプがおすすめです。また壁と同じカラーに統一することで、広く見せることができます。
シーリングの観葉植物も空間の妨げになるので、家具の上に置くようにしましょう。
壁紙を貼り替える
壁紙は原色よりも白系のカラーの方が部屋を広く見せます。汚れが目立ちやすいですが、部屋全体を明るく見せてくれるので、日照条件が良くないスペースには特におすすめです。
さらに、家具とカラーコーデをすることで統一感が増し、おしゃれな空間をクリエイトすることができます。
家具の上のインテリアは最小限に抑える
家具の上はつい小物なのでいっぱいになりがちです。まずは客観的に部屋を見渡し、違和感のある部分を改善しましょう。写真や花瓶などインテリアを家具の上に置くときは、それぞれ間隔を置くと部屋を広々と見せることができます。
また、ソファーの上のクッションはバランス良く置き、ブランケットはクローゼットにしまいましょう。
壁のインテリアはドアの高さより下に飾る
絵画や写真など、壁のインテリアはドアの高さより下方に飾ると部屋を広く見せることができます。また、フレームは同じタイプに揃え、密接して飾らないこともポイントです。
縦型よりも、横型の方が部屋をスッキリ見せることができます。
鏡をプラス
鏡をプラスすることで部屋の奥行きが出ます。鏡の位置は日光が当たらない位置に置き、反射を避けましょう。鏡は大きい長方形サイズを横に飾ると効果大です。
部屋を広く見せる方法:家具編
家具のスタイルや置き方だけでも部屋を広く見せることができます。家具は毎日の生活の中で見落としがちなので、ここで見直ししましょう。
スクエアに部屋をキープできる家具を置く
入り口に立ってみて、部屋に出っ張りを感じさせる家具はスクエアに整えましょう。角を見せることで部屋のスペースが広くなり快適になります。
また、ラウンドの家具はおしゃれですが、実用的でなく置く場所を無駄遣いしてしまう欠点があります。スクエアタイプの家具なら、隅々までスペースを賢く使用することができます。
高さが低い家具を使う
家具は低いほど部屋の上部を占領しなくなるので、広く見せることができます。部屋に影を作らず、自然光が部屋の中に注いでは、ゆとりあるスペースに整えます。それぞれの家具の高さを同じにすれば水平線状になり、さらに効果アップします。
細長い部屋には平行に家具をアレンジする
部屋が細長い場合は、家具もスペースに沿って長めのサイズを選び平行に配置しましょう。部屋に奥行きが出て、広々と感じさせます。家具は大きめのものをまとめてアレンジすることで、スッキリ見せることができます。
部屋を広く見せる方法:リフォーム編
本格的に部屋を広く見せるなら、ちょっとしたリフォームで改善するのもおすすめです。部屋の模様替えにもなり、気分も一新できるでしょう。狭く見えた部屋も一気に広々とします。
視覚トリックアート
アーティスト気分になって、視覚トリックアートに挑戦するのもおすすめです。風景や海の中など、思わず飛び込みたくなるようなトリックアートは見た目も楽しませてくれます。ネットや本を参考にして模写すると良いでしょう。大きなキャンバスに描き、部屋の続きになるような空間を作りましょう。
ガラスドアにする
リビングやキッチンのドアをガラス張りのドアにすると、スペースが一体化して部屋を広く見せることができます。オープンスペースのようになり、光もふんだんに入りやすくなります。
オープンスペースにする
リビングやキッチンなどのドアを除去して、オープンスペースにするとグンと部屋が広くなります。壁のスペースを得ることができるので、フロア面積が増えてゆとりを持った生活ができます。
また、家具の配置も自由にアレンジでき、さらに広々としたスペースに見せることができます。
部屋のアレンジを工夫してスペースを倍にしよう!
山積みの物が溜まっては、どんどん部屋のスペースがなくなってしまいます。しかし、ちょっとした気の使いで、簡単に部屋を広く見せることができます。部屋の整理整頓もしながら、快適な空間を手に入れましょう!