家族など、身近で大切な人が亡くなった時、故人にゆかりのある人は誰もが様々な想いを寄せます。しかし、通夜や葬儀など、たくさんのことをこれから行わなくてはなりません。特に、喪主になった人は、葬儀の主催者となります。できるだけ、残された家族や兄弟で助け合って、喪主を助けてあげたいですね。

ここでは、喪主の家族や兄弟が、どういう風にサポートできるのか、具体的にイメージしやすい内容でご紹介します。

袱紗と数珠

喪主の家族や兄弟はサポート役

 

喪主は、葬儀の手配や弔問客への挨拶など、準備の段階から忙しくなります。たくさんのことを決めたり、手配するキーパーソンになりますが、一人で行うのはとても大変です。

 

昔とは違い、故人が住んでいた地域の自治会などの協力体制が残っている場合と、そうでない場合とで、自分たちで行う範囲は変わってきますが、基本的には葬儀社が予算に合った内容で式場設営や火葬場の予約などはしてくれます。

喪主の家族や兄弟は、その他の部分で喪主をサポートすると、とても助けになります。
基本的に、喪主を務めるのは人生のうちに何度も経験することではありません。
その上、大切な人を亡くしている状態ですから、どんなにテキパキと仕事ができる人であっても、とても負担が大きい役割です。

喪主の家族や兄弟は、その点を理解し、なるべく喪主一人に負担がかからないようにしてあげる配慮が大切です。

 

喪主は葬儀の主催者

 

喪主のサポートをするには、まず喪主がどのようなことをするのか、理解しておいた方が良いですね。喪主は、故人の意向を汲みながら、どのような葬儀にするのかを決定します。

お葬式の様子

具体的には、

  1. 死亡診断書を受け取り
  2. 葬儀社へ連絡
  3. 通夜や葬儀の日時決定
  4. 故人の親しい人たちへの連絡
  5. 通夜や葬儀に来てくれた人への接待・挨拶
  6. 事後処理

以上の流れが基本的にあります。

言葉に表すとシンプルに聞こえるかもしれませんが、実はとても慌ただしく、慣れないぶん負担は大きいです。

 

葬儀社がやってくれることはたくさんある

 

それでは、具体的にどのような形で喪主をサポートすることができるのでしょうか。葬儀社がどこまでやってくれるのかを知っておくと、戸惑いが少なくてすみます。

葬儀社の事前準備

 

葬儀社は、故人を安置する場所まで専用車で移動させてくれたり、身体をきれいにして納棺してくれます。
また、喪主と相談の上、通夜や葬儀の日時、プランを決定し、それにあわせて祭壇の準備、供花などの手配、遺影の準備などを行います。

また、死亡届の提出や、火葬許可申請、火葬場の予約、会葬礼状や返礼品の手配、遠方からの会葬者のためのホテル手配なども行ってくれます。

つまり、通夜や葬儀の日時が決まれば、基本的には葬儀社が手配してくれることが多いのです。

 

喪主の家族や兄弟は葬儀の雑務や接待で協力する

 

葬儀社に任せられる部分が多いとはいえ、他にもやるべきことはたくさんあります。
喪主は、通夜や葬儀では来てくれた人や僧侶への挨拶、接待に追われますから、雑務にまでは手が回りません。

事前準備をしておきましょう

 

通夜や葬儀の日程が決まったところで、故人がお世話になった人々へ連絡を入れます。
喪主に変わって、手分けして連絡するとスムーズですし、とても助かるでしょう。

また、通夜の受付や会計などの雑務は、喪主の家族や兄弟が手伝うケースが多いです。
故人が住んでいた地域によっては、近隣住民などが雑務を担う場合もあります。
なので必ず行わなければならない、というわけではありません。
事前に打ち合わせをしておきましょう。

雑務は多岐にわたる

 

通夜や葬儀の会場では、駐車場の手配や案内が必要となる場合もあります。
特に、自宅で通夜をする場合は、駐車スペースを確保したり、誘導が必要となる可能性があります。
葬儀場で行う場合にも、案内板を持って立ったり、駅からの道順を案内したりします。

通夜が終わると、通夜ぶるまいといって、参列者に軽食を出す習慣が残っている地域もあります。
通夜ぶるまいでは、参列者に料理を配膳したり、片付けをしたり、お茶をいれたりなどしてもてなします。ちなみに私の地区は、通夜ぶるまいが必須の地区でした。

火葬が終わったあとは、精進落としといって、精進料理をお世話になった人々に振る舞うのが通例です。昔は、喪からの忌み明けという意味で行われていましたは、現在はお世話してくれた人へのねぎらいの場として設けられるのが一般的です。

女性の場合は、台所に入って水仕事なども行うため、黒のエプロンか白い割烹着を持参して備えておくと安心です。

 

喪主の家族や兄弟は喪主とのコミュニケーションが肝心

数珠を持つ男性

どんなに喪主が忙しくても、葬儀の最高責任者は喪主です。
ですから、サポート役の家族や兄弟が決めたことなどは、こまめに喪主に報告し、情報を共有しておくと誤解が生まれずにすみます。

すぐに駆けつけられる距離にいる場合は、早い段階で出向き、訃報の連絡をとる手伝いから行いましょう。遠方から駆けつける場合は、通夜や葬儀の雑務を担うために、開始1時間前には到着しておきたいところです。
無事に葬儀が終わって、事後処理まで喪主が行います。こちらも、手伝ってあげることをお勧めします。

実際にはそれぞれの地域によって、振る舞いや準備も異なるので、事前に家族と相談してみては如何でしょうか?