私の父は60代になった頃に、終活を始めました。
母はまだその頃50代でしたが、父に引っ張られ終活を意識し始めました。

両親が元気な間に、積極的に終活に臨んでくれたお蔭で、両親が望んでいるお葬式や財産分与、後々問題になりそうなことや気になることを充分に聞くことができました。

やはり子供から親に「死んだ後」の話をすることは、聞きづらいことでもあり、聞いておかないといけないけれど、その話題に触れたくないのでついつい後回しにしてしまう話でもあります。
でも、死んでしまってからでは両親の想いを聞くことはできませんし、困ったことを相談することもできません。

私は、親が死んだ後、何が困るかもわかりませんでしたが、これも両親が早めに終活を考えて、私に考えを伝えてくれたお蔭で、困りそうなことを私なりに考えることができました。
子供たちのためにも、終活に是非取り組んでみてください。

終活といっても何から始めたらいいかわからない。
そんなあなたに、今回はまずは押さえておきたい3つのポイントをお伝えします。

終活その1.遺影写真を決めましょう

楽しい遺影

父が最初に行った終活は、遺影写真の撮影でした。
写真店で撮影したポーズの違う写真3枚を「遺影の写真はどれがいい?」と笑顔で見せてきました。
私の初めての遺影写真選びは泣きながらになりましたが、これがあまりにもショックがでかかったようで、以後、突然振られる終活の話は冷静に聞くことができるようになりました。

父の場合は、「遺影写真は結局、残された者が見るものになるのだから。」と私が選んだものを遺影写真(予定)にすることになりました。
結局、その時に選んだ写真は使われることはなく、5年後に両親は新しく写真を撮り直しています

女性は、後々まで残される写真のことは気になるのではないでしょか。
死んだ後に「その写真使わないで!!」と思っても伝える術はありませんので、お気に入りの写真を一枚撮っておきましょう。

そして、あまりにも若すぎる写真よりも、5年に一度ぐらい撮り直したものをストックしておくことをお勧めします。

終活その2.ご先祖のことを記録し残しましょう

系譜ツリー

ある日、「遠い親戚にあたる者ですが○○さん(父の名前)いらっしゃいます?」と初めて聞く名前の人から、電話がありました。
もしかして、新手の詐欺かしら?とも思いましたが、話を聞く限り、本当に遠い親戚のようでした。
その方は私のご先祖のことをとても詳しく、お話くださいました。
私はというと「なんとなく父から聞いたことがありますが、昔の話はあまり詳しくは聞いていないもので・・・」と、電話をしながらとてもバツが悪かったのを覚えています。

父から親戚の話や先祖の話は、会話の流れでたまに聞いたりはしますが、実際に会ったことがない人のことはなかなか記憶に残らないものです。

これは子供の私から両親にお願いをしたことですが、「家系図と家の歴史を記録しておいてほしい。」ということです。
昔の話は意外と面白いもので、誰とこんなことがあった!とか、先祖はこんなことをしていた等、親から聞かなければ、知らない話です。

伝えておきたいことは必ず何かに書いておきましょう。
会ったことがない人の話をしてもなかなか記憶には残らないですが、書いておけば残りますし、人の記憶は曖昧なものなので、しつこいようですが記憶より記録です。

 

終活その3.お墓は所持しますか

お墓

墓を所持していない家は遺骨をどうするのか、これも悩みの一つになります。
わが家は代々の墓があるので、この点の心配はありませんでした。

墓を所持していない知人が、両親に墓の話をしたところ
「お墓はいらない、骨はどこかの海に散骨してくれたらいい。」という意向で困っている。
子供としては、墓を持つなりして、どこかにお参りできるよう、形にしたい。
親としては、死んだ後に自分たちの為にお金を使う必要はないし、お墓を建ててしまうと、後々管理も大変だ。と、話し合いはまとまらないそうです。

自分たちに、こうしたい。という意思がないのであれば、後に遺された者がどうしたいかも含めて、家族で時間をかけて話し合うことが大切です。

やはり、墓を新たに持つと今後、孫にもお世話になる話になりますし、お金もかかります。

今の時代、お墓は形を変えています。永代供養や納骨堂という形もあります。
まずは自分たちの意向をまとめ、家族の意向を確認し、全員で考えましょう。

 

終活のまとめ

ここまで3つの抑えておきたいポイントをお伝えしました。

終活はもちろんこれだけではありません。まだまだ必要なことはあります。
親から積極的に動くことが子供の為になり、回りまわって自分の為にもなります。

まだまだ親の死について考えられない歳ですが、子供が働く年齢になった頃に、この話題を1回家族で話し合ってみてはどうでしょうか。

終活を隠すことなく、家族の話題に挙げることで、「死」に向き合え、前向きに取り組めるものになります。

何より、「元気なうち」に始めて下さい。