はじめに、新大人とは。

「かつては、シニア。いまでは、新大人。」
私たちは、年を重ねるごとに前向きな意識を持つ成熟した中高年世代を「新大人世代」と呼んでおります。

「新大人」と呼ばせて頂いている方々の歴史や、小さな趣味から本格的な特技まで、大小問わず魅力を発信して参ります。

Playfull編集部

 

第1回目スポットは如何だったでしょうか?
大きな反響がありましたので、第2回目のスポットも早々に皆様へお送り致します!

今回はIZUMIさんをインタビューさせて頂きました。
【プロフィール】http://bit.ly/izumitanakafb
【16日まで作品展示中@銀座】http://bit.ly/rokkaten

50代の女性

IZUMIさんのプロフィール

IZUMIさんは、産まれも育ちも長崎という長崎っ子。
その後、結婚して長野、富山、川崎と転々と生活拠点を移っていきます。

そんなIZUMIさんは、3歳の頃から画家に成りたいという夢がありました。

長崎には習いたい美術を本格的に教えてくれる学校があるわけではなかったので、上京が必要でした。また、将来設計の話など家族の説得も必要でした。

特にお父様からは東京へ上京する事は許されませんでした。

暫く、画に本格的に触れる事がなく、時は過ぎてきました。
結婚し、2児の母親になった後も、画家にはなりたい思いは消えません。

思い続けること数十年…。
一番下の子供が小学2年生になり、手があまり掛からなくなった事を期に、日本画に挑戦する事になりました。

日本画にチャレンジするきっかけ

ー子育て中は本格的に画を描く事にチャレンジはしなかったんですか?ー

はい、してません。というより出来なかったです。20歳頃に一度油絵にチャレンジした事はありますが…どうしても、日本画を描きたい思いがありましたので、今は日本画一筋で描いています。

 

ーお子様が小学生2年生頃に始めれれたとお伺いしましたが、いつ頃から描かれていますかー

14、15年前ぐらいですね。恐らく40歳半ばです。

3歳から思い続けた自分の夢が、ようやく具体的に進みだしたのは40歳半ば。
信念の強さを感じました。

何度も挫折しそうになった、あの頃

画家になる為に、子育てや仕事の合間を見つけて、描いては公募展に応募し、その繰り返し。
何度か入選する事もありましたが、いつになれば花開くか、何度も試行錯誤を繰り返していました。
本当に悔しい思いがありました。

黄金をバックに着物姿の女性

title:Celebrating day(公募展に入選作品として選ばれた画)

そんな暗中模索の中、ご友人がギャラリーへ展示しているという事で鑑賞に行くことに。
他者の画を見て、新しいインスピレーションを得るためにもありますが、本当に画が好きで良く行きます。その日はたまたまギャラリーのオーナーと話す機会がありました。
そこで、話しこむ内に、IZUMI作品が気に入られ、オーナーからグループ展への作品提供を依頼されました。

これが、初めてのギャラリーからの正式依頼となりました。

まさに、ターニングポイント

初めてのオファーで、ギャラリーに展示する事になったIZUMIさん。
当時の思いをこう語ります。

男性の日本画

title:Portrait(初めてギャラリーに展示された画。この画をきっかけに画家への道をさらに駆け上る。)

ー初めての、展示で印象に残ったことはありますか?ー

初めてグループ展に画を提供させて頂きましたが、昂る気持ちというより、出会った方が特に印象的でした。
その方は私が個展を開くきっかけを作ってくれた方です。まさに恩人です。

ーその方とは?ー

志茂田景樹(しもだかげき)さんのマネージャである、渡邊智美(わたなべともみ)さんです。とてもパワフルな方で、いつも刺激を受けています。

また、そこで私の作品をご覧頂いたことを皮切りに、志茂田景樹さんが関わるグループ展へ参加させて頂き、その他にもお台場にあるギャラリーなど、あらゆる場面へお誘い頂けるようになりました。

日本画家への道のターニングポイントが人とのつながりであった。
それ以前に努力を怠らず、諦めず、画家としてのスキルを磨き続けたことが、何より素晴らしい事だと感じます。

ーちなみに、IZUMIさんの作品が初めて購入されたのはいつですか?ー

これも偶然だったんですが、約2年前に韓国へ展示出来る事がありました。
今でも感動は昨日のように覚えていますが、韓国の方に猫の画を買ってもらいました。

猫の日本画

title:まめちゃん(初めて購入された猫の画)

ーその時の気持ちは?ー

本当に嬉しかったです。
初めてご購入頂いた方が韓国の方なんですが、感極まるものがございました。

他にも、色々なエピソードがあり、一つ一つの画にかける思いが伝わってきました。
その中で特に印象に残っているのが、猫の画を購入された方でした。

購入された方は、お母様の具合悪い事を気にしていたそうです。
そこで、お母様の好きな動物の画が目に留まり、

「これなら毎日見て、気が休まる。」

とおっしゃったそうです。
作者の思い(魂)が画に入り込んで、見ている方達を巻きこんでいく、まさに画の魅力かもしれせん。

金箔を背景に和の雰囲気を前景に猫が描かれている日本画。

title:何?(具合の悪いお母様の為に買われた作品)

そして、現在のIZUMIさん

現在は、渡邊智美さんにお誘いを受けたKSACクラブで切磋琢磨し、画の技巧や表現を磨いています。

また、何度もグループ展や個展を開くうちに、仲間も増え、ギャラリーのオーナーからご指名で個展を開くようになりました。
「もちろん、家族の支えがあって出来たこと」と、やはり家族がいるという環境も、自分の励みになっています。

ー画のタイトルを決める時にどんな事をしていますか?ー

インスピレーションは登山で得られているかもしれません。
特に、月1回八ヶ岳、箱根、明神、北アルプス等の山を登り、時には山小屋へ泊ったりもします。
山の空気は本当にいいです。画のタイトルを決めにだけ行くというより、ある意味人生のリフレッシも兼ねてます。

 

北岳山頂の写真

IZUMIさん北岳山頂の写真

ー現在、一番のやりたいことは何でしょうか?ー

韓国で主催のアーティスト・イン・レジデンスに参加する事です。
参加するには画と論文、PRビデオの提出が課題にありますが、なんとか受かって行ってみたいです。

※アーティスト・イン・レジデンス(Artist-in-residence program)とは、通称Airと言われています。各種の芸術制作を行う人物を一定期間ある土地に招聘し、その土地に滞在しながらの作品制作を行わせる事業のことである。参考:http://air-j.info/

まだまだ、挑戦は続きます!

Playfull編集部より

IZUMIさんは画が本当に好きで、十数年描き続けてようやくチャンスを掴みました。
もちろん、仕事と家庭も両立も欠かさず、日本画にチャレンジし続けています。

そして、今も夢を追う、この熱意は彼女が描いた画をご覧頂ければすぐに分かると思います。

「私は画が好きだから描き続けています。皆様も好きなものはどんどんやるべきです!」

と、熱い眼差しも印象的でした。

画家に成りたいと思うだけではなく、日々勉強し、具体的に行動を起こしているIZUMIさん。
邁進していく様は尊敬の一言です。
さらに来年まで個展の予定があり、スケジュールはかなり多忙ですが、
楽しんでいるようにもみえました。
輝く女性、そんな彼女を引き続き応援していきたと思います。

playfull編集部一同