はじめに、新大人とは。
「かつては、シニア。いまでは、新大人。」
私たちは、年を重ねるごとに前向きな意識を持つ成熟した中高年世代を「新大人世代」と呼んでおります。
「新大人」と呼ばせて頂いている方々の歴史や、小さな趣味から本格的な特技まで、大小問わず魅力を発信して参ります。
今回は【美容骨格矯正・高浜整体院】院長の高岡可奈悦(たかおか・かなえ)さんをインタビューさせて頂いた。(以下敬称略)
主には骨盤、頭蓋骨、小顔矯正をメインに施術を展開している。
私は男性なので小顔の矯正に関しては、
無頓着であるが、女性はもとより結構男性のお客様も来院するそうだ。
特に大々的に宣伝をしている訳ではなかったので、
筆者は知り合い伝いに噂を聞きつけ、体験することになった。
実録、矯正体験
まず、姿勢の確認。背中を壁にくっつけて、当たっている箇所の確認。
大分首の骨が前傾していた。
恐らく今流行りのスマホネック(ストレートネックとも)ではないかなと、自身で納得。
兎に角、右手でばっかり荷物をもったり、足を組んだりと、日常のバランスの悪さは、思い出さなくても分かる。
そこで、足の長さが分かりやすいので見比べてみた。

う~む、改めて写真で見ると踵の位置が違う。
足の合わせようではないか、と疑問点が浮上すると思うが、自分では真っすぐ並べているつもりの状態なので、どちらかに歪んでいるのであろう。
さて、この歪みをどうにかしよと施術開始。
めちゃくちゃ気持ちいい。(注:表現が下手で恐縮です)


私はあまり整体等に行かない故、ごりごりこりこりと骨をガンガン押し込んでいくイメージが整体にはあった。
が、そういった無理強い感がない。(※あくまで個人的な意見です。)
というより、脱力のまま施術されているようで、気持ちよかった。
と、あっという間に完了。

先ほどと同様、自分の中で足を合わせてみると、、、お!全然違う!?
普段から「ずっと痛くて」「違和感があって」のような状況ではなかったので、
自覚はあまりないが、「快適な」は感じる。
自分が知らない所でズレていて、その積み重ねで、身体にガタがきたりするかと思うと、少し怖く感じた。
だが、今日診てもらったことによって、自覚できたことは非常に重要である。
他にも、顔の矯正(小顔、リフトアップ)や、首の矯正等、諸々をアプローチしてもらった。
実際に施術してもらったら分かる事だが、45分ですぐにリニューアルな身体と出会える。
この技術をどうやって取得したのか、彼女のストーリーを紐解いてみる。
高岡可奈悦

高知県出身で18歳まで高知で過ごし、そこから大阪に就職。
絵付け、百貨店、等様々な経験を経て27歳で結婚。
28歳で子供(長男)に恵まれ、今は息子さん2人が成人し、子育てもひと段落している。
いつから整体について勉強しようと思ったのか?
過去大きくさかのぼるのですが、小学校5年生の時に骨折した時に捻挫と言われ、かなり長い間治らなかったそうだ。
その後いくつか病院を周り、診断してもらいましたが、
まったく治らないどころか、ますます悪化していった。
特に、高校まで地獄と言っていいほど痛かったです。
24歳の時にスキーに行ったあと、ついに足が伸びなくなり、
最後の頼みの綱である知り合いのお医者様に頼った所、そこで初めて、骨折だと言われました。
Playfull編集部(以下PF)「他では、骨折と判断されなかった?」
そうですね、小学校5年生から24歳まで、ずっと骨折していたにも関わらず、沢山スポーツをしていました。
この事実は、学会でも発表されたぐらいです。
PF「では、そのお医者様との出会いが、カイロをやるきっかけに?」
それも一部影響を得ているかもしれませんが、一番は、痛みがある当時に、カイロプラクティックに通ったことがあって、痛み以外の不定愁訴からは解放されました。かなり楽になった事が印象的な出来事でしたね。
小学校からずっと痛みと向き合っていた中で、
解放された瞬間がどんなに衝撃的な出来事だったかは、容易に想像できる。
実は、今も痛みを感じることもあるそうだ。
勉強することになったきっかけ
当時女性の整体師が少なかった。
さらに高岡がメインとしている、カイロプラクターに特化した学校も当時全国には数少く。
そして、3年間学校に通い、ひたすら勉強をしてきた。
本来であれば半年〜1年で卒業資格が貰える中、
高岡はより理解を深めるため、自分が納得するまで通っている。
勉強した後、最初はご近所の方に、無料で施術していました。
その後、何度かやっている内に評判が良くなり、大阪へ店を出しました。
(3年間の勉強をし)卒業して半年後、ようやく大阪で開業に至る。
その後、高知にUターンをして、開業。
さらに、東京に2012年に進出し、今も月の3分の1は東京の代官山でサロンを開いている。

参考>http://www.kanae-kogao.com/
得意を磨き今がある
店舗経営とは別に2010年頃にスクールを開始している。
その中で、約50名の生徒を教えてきた。生徒がくるということは、それだけ強みがあるという事だ。

あくまで個人的な意見ですが、「小顔矯正」の走りは私だと思います。
当時、「矯正」という言葉がなかった世の中で、
お客様に矯正という名目のサービスを提供していました。
「小顔矯正」を提供したかったきっかけは、元々、自分の顔が事故で歪んでいて、
自分自身の顔を矯正したいと思ったことでした。
順風満帆に事業を大きくしていき、サクセスストーリーを歩んでいる中、挫折はあったのだろうか。
あまり挫折のようなものは感じてこなかったですね。
あっけらかんとしていたが、並大抵の苦労ではたどりつけない事だと思う。
筆者と同郷なので納得する部分もあるが、高知の女性は本当に強い。
将来の展望
いま、順調に見えるが、次のステップは考えているのか探ってみた。
実は、一人でやっているので、自分一人では中々回す事が出来ないのです。
なので、生徒を育て、自分の店を継いで欲しいと考えています。
ここが一番いま苦労しているところで、その方と一緒にやっていく事も目標の一つですね。
PF「他にはありますか?」
家族がとても大事。
最終的には息子たちの主戦場(拠点)で一緒に働きたいと考えています。
その中で、自分に少しでも余裕ができたら、ボランティアなどを通じて、多くの方を癒していきたいです。
家族に支えられ、家族の為に、
そして、家族と共に人生を歩み続けていく。
また、自分が出る事を社会に還元していく。
高岡のまっすぐな心をみた気がした。
Playfull編集部より
最後に筆者として気になる事を聞いてみた。
自分自身でどうやってケアしているのか。
他人のケアをする仕事。医者の不養生ではないが、気になるところである。
自身の身体を普段からどのようにメンテナンスをしているか、身体が資本の仕事では特に重要だ。
自分の弟子に勉強がてらやってもらうこともあるし、生活の中で左右バランスをとっています。
例えば体重を両足に同じようにかける事を意識するだけでも違います。
普段から、些細なことでもバランスを気にしている高岡は、
私たちの身体の歪みも揺るぎない眼で観察し、施術に活かしているのであろう。
幼い頃から長年感じている「痛み」も、前向きに捉え、整体に活かしている。
筆者も意識したことはなかったが、重いものを利き腕で持ったり、足を組んだり、筆者はとてもアンバランスな生活をしていると、改めて自覚した。
筆者も身体が資本。今後意識してみることにしよう。

高岡院長が経営している店舗
気になる方はお問い合わせを。
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