はじめに、新大人とは。
「かつては、シニア。いまでは、新大人。」
私たちは、年を重ねるごとに前向きな意識を持つ成熟した中高年世代を「新大人世代」と呼んでおります。
「新大人」と呼ばせて頂いている方々の歴史や、小さな趣味から本格的な特技まで、大小問わず魅力を発信して参ります。
モラ夫のトリセツ
モラハラをする人の特徴や上手な対応方法について書かれた本を存知だろうか?
2015年に出版されたこの本は、モラハラに悩む人々のバイブルとなっている。

実は、この本を書いたのが、麻野祐香さんなのである。
祐香さんは20年以上、モラハラに悩む人々のカウンセリングに関わっている。
<麻野祐香さんHPより引用>
「モラルハラスメント」とは【精神的暴力】のことをいいます。
略して「モラハラ」
モラハラをするご主人のことを「モラ夫」とよびます。
「モラハラ」は、身体的暴力のような外傷などがなく「心の傷」となるため、他の人には理解してもらうことはとても大変です。
また、被害者となっている奥様も自分のされていることがモラハラだと気づかずに、『自分がいたらないから夫を怒らせてしまう。自分が悪いんだ。』と思い込んでいる場合も多いのです。
モラ夫となる人は「自己愛が強い人」と言われています。
自分がいつでも一番、自分が決めたことがルール、自分に逆らう人は責めてもよいと思っています。
※詳細はHPをご参照ください
夫婦だけでなく親子、恋人同士、職場など、様々な環境の中で悩みを抱えている人が多く存在する。
祐香さんはカウンセリングを通じ、
・モラハラで傷つかない方法、
・モラハラを引き起こさせない方法、
・モラハラをする人と上手に好きあう方法
などをアドバイスしている。
麻野祐香さんという人間とは?
モラハラ本を書く経緯がここにあった。
起業のキッカケ
・24年ほど前、子供の幼稚園の空き時間に何かしたいと思っていたところに「中国式足裏健康法、リフレクソロジースクール第1期生」の募集記事を目にし、そのまま申し込んだそうだ。
半年後に資格取得。
・1996年都心から電車で30分以上かかる東京のはずれと言われている場所にリラクゼーションサロン「ベルガモット」をOPENする。
お客様との会話の中で「主人が・・・」と、夫婦関係のご相談が多かった。
・お客様の心の支えになりたいと心理カウンセリングの資格を取得する。
現在までのカウンセリング人数は延べ1000人を超える。
・2010年SmilePlusを立ち上げる。
夫婦関係修復カウンセリング、モラルハラスメントカウンセリングを専門に相談に応じる。
・2016年10月株式会社Be-necTを設立する。
・2018年耳ツボジュエリーの資格取得。
20年以上前に学んだリフレクソロジーとの共通点や耳ツボの効果を再認識し、施術を行っている。
先見の眼を持つ
1996年当時のリラクゼーションサロンは青山や赤坂など主要駅にあるものであった。そのため、施術によりリラックスできても電車に乗って帰宅しなければならない。
『自宅近くのサロンだからこそ、癒された体のまま自分のベッドで眠れます』というキャッチフレーズが大ヒット!
アッという間に話題のサロンとなりTV、雑誌、新聞などの取材が入ることにより、広告宣伝に苦労せず繁盛店へと成長させることができた。
また、施術ベッドは1つのみ。『あなただけの贅沢な時間』という個室サロンの先駆けでもあった。
その後も、クラニオセイクラル、小顔矯正など次世代でブームとなるメニューをいち早く取り入れてお客様の満足を得てきた。
モラルハラスメントの相談を受けるようになったのも、まだ世間では誰も言葉すら知らなかった時期である。
祐香さんには先見の眼が備わっているのか、
はたまた、これから来るであろう流行を敏感に察知する鋭い嗅覚の持ち主なのか。
さきがけで事業を行ったとしても繁盛させるには条件がある。
◎お客様を大事にすること
◎ここに来てよかったと思って貰えること
◎お客様が安心して任せられることができた人であること
これらを祐香さんが持ち合わせていたことは間違いない。
驚異のリピータ率9割
サロンを運営している人には永遠の課題である「リピータ率」
9割を誇る秘訣を祐香さんに訊いてみた。
秘訣は3つ
(1)下から目線は人の心を開く
ネットや雑誌には上から目線の言葉があふれているが、その言葉を素直に受け入れられない人もいることを理解して、いつでもその方を立てた下から目線で話すことが大切だという。
下から目線の言葉と上から目線の言葉を比較してみよう。
・下から目線:いつもトイレをきれいに使ってくれてありがとう
・上から目線:トイレは汚さないよう綺麗にお使いください
たしかに前者の方が心地よい。
(2)傾聴すること
質問を投げかける。
共感し、あいづちを打ち、おうむかえしすると相手は話を聞いてくれていると感じる。
話をしたくなる気持ちにさせてくれるのだ。
(注釈:傾聴とは:もともとカウンセリングにおけるコミュニケーション技能の1つ。傾聴の目的は相手を理解することにある。それにより、話し手が自分自身に対する理解を深め、建設的な行動がとれるようになるようサポートする。傾聴で大切なのは次の3つとされる。・言葉以外の行動に注意を向け、理解する(姿勢、しぐさ、表情、声の調子など)・言葉によるメッセージに最後まで耳を傾け理解する・言葉の背後にある感情も受け止め共感を示す。(コトバンクより))
(3)会話の内容をメモして次に来た時に話題にする
「前回ハワイに行くとおっしゃっていましたよね」など、前回の話を持ち出すことによりお客様は『覚えてくれている』という特別感や満足感を得られるという。誰しも認めてもらうのは嬉しいものだ。
祐香さんはミセス日本グランプリ公認スピーチ講師をしているように会話のうまさは抜群だ。
話し上手は聞き上手という言葉のとおり、話がうまいのは聴くのが上手なのである。
Playfull編集部(以下PF):だから話が上手なのですね、それができるのはなぜなのですか?
『人が好き』『人と関わりたい仲間になりたい』という思いが強いです。

写真:麻野祐香さんから成功の秘訣を伺う
祐香さんの根底にある愛
祐香さんは人との関わりをとても大切にしている。
PF:愛が深いのですね
そう、愛したいし、愛されたい
役に立ちたい、一緒にいたい
仲間という言葉が好き『あなたは仲間』と言われるのがなにより嬉しい
【愛】を大切にしているからこそ、信頼関係をつむいでいくことができるのだ。
祐香さんはいつだってポジティブ思考
ポジティブ思考は起こったことを見ないようにすることではない。
それを受け止めながらも『どういう思考を持つか』『どう対応するか』である。
つまり【諦めない】ことがポジティブ思考なのだ。
祐香さんは、まずお客様が『どうなりたいのか、どうしたいか』という自身の意思を引き出します。
そして、そのためにはどうしたらよいのかを一緒に考えていく。
耳つぼを学んで20年前につながった
体中にツボがあるように、耳にも体に関するツボがある。
不調な個所のツボが赤くなるそうだ。
キッカケはブライダル耳つぼジュエリーをやってもらいたいと話した時に『資格を取れば自分で自分のケアができるし、人にも施術できます」とアドバイスを受け、人に喜んでもらえるとの思いから、資格を取得したという。
勉強をしてみると20年以上前に学んだリフレクソロジーと共通する個所もあり、根本は同じなんだと実感したという。
「耳つぼだったらイベントに出店しても楽しいでしょ!」
祐香さんは【キューティバニーの会】に参加している。
名前のとおり『うさぎ年の女性が集まっている会』である。
そのメンバーで2019年4月13日(土)に【プリング♡ビューティー&キューティーバニーショップ】を開催した。

写真:キューティバニーのメンバーと。
人間としての魅力あふれる祐香さんの趣味とは?・・・宝塚
27歳のご長女についてうかがうと、
現在は学習院大学の1か月講座で「ベルサイユのばら」を学んでいるそうだ。
(取材当時)
理由はもちろん【宝塚が大好き!】極めたい思いから通学している。
そんな娘さんと祐香さんの共通の趣味は【宝塚】の観劇だ。
(注釈:「ベルサイユのばら」は池田理代子さん原作の大ヒット漫画、1974年に宝塚歌劇団によって演じられると空前の大ヒットを記録した。以降宝塚を代表する演目となり2019年に45周年を迎える。)
宝塚の魅力
「宝塚の男役さんは本当に 素敵です!ウインクされたら気を失っちゃう❤」
瞳を潤ませ輝く笑顔で話す姿は少女そのもの。

写真:宝塚観劇中の祐香さん
「私は宙組の芹香斗亜(せりかとあ)さん、娘は宙組TOP真風涼帆(まかぜすずほ)さんのファン。それぞれオペラグラスで見る方向が違うのよ(笑)」

写真:左が芹香斗亜(せりかとあ)さん、右が真風涼帆(まかぜすずほ)さん
(宝塚宙組HPより)
宝塚ファンの品格とお行儀
PF:宝塚ファンはお行儀がよく気品がありますね
宝塚のファンの方は、誰にも迷惑をかけずに応援することが自然にできている方ばかりです。
宝塚ファンには暗黙のルールが存在する。
・見ている時は背中を椅子に着けていないといけない。
理由は、後ろの人が見えなくならないようになのだそう。
・手紙等の差入れはOK だが、花入れは禁止。
など、【宝塚】という気品を損なわないためにお行儀よいファンでいる。
これも祐香さんの魅力UPの相乗効果のようだ。
若さの秘訣は宝塚
いつもドキドキしながら観ています❤
PF:まるで乙女のようですね
舞台の上からウインクや目があったりすると、本当にドキドキします。
客席降りがある時に運良く握手できた時は、その残り香で夢の中にいるようです。
PF:若さの秘訣はトキメキ?
そうでうね。ドキドキすることでよいホルモンがいっぱいでます。観劇後劇場から出て来る方々はお肌ツヤツヤでみなさん表情がとても生き生きしています。
褒めてもらうと自信に
「人に褒めてもらうことは自分の自信につながりますよね」
ミセス日本グランプリ(※)の友達に会うと必ず褒めてくれるそう。
「今日も笑顔が素敵」
「祐香さんに会うとほっとする」
そんな言葉をかけてもらうと心から喜び、そして自信につながるという。
(注釈:麻野祐香さんはミセス日本グランプリ第8回ファイナリスト)

写真:ミセス日本グランプリでファイナリストを獲得した
祐香さんの考える【新大人】とは?
夫婦問題/心の問題解決カウンセラー&ブライダル耳つぼジュエリーマイスターとして多くの人に寄添い、本を出版するなど大活躍の祐香さんが考える【新大人】について聞いてみた。
PF:新大人とは?
『自分軸を持った外見も内面も美しい女性』でしょうか。
PF:自分軸とは?
『自分はこうだ、私は私っていうもの』です。
モラハラのカウンセラーと言いう軸を定めたことにより自分軸ができて楽になったそうだ。
しかし自分軸をもつのは、なかなか難しいことである。定まっていないとフラフラと他人に影響されたりもする。
PF:自分軸を定めるための方法は?
自分のやりたいこと明確にする、そして周りの人に認めてもらうことです。
他人から客観的に見てもらい、それについて褒められて自信になる。
そうすることで自分の基盤がつくられ、自分軸がつくりあげられるのだ。
人と出会うことは磨かれる
人と会うことで自信
人に会う、家でリラックスを上手に切り替えて自身のバランスを保っているという。
パーティなどに参加することで外面も内面も磨かれる機会としている。
PF:外面が美しいとは?
自分らしさに手を抜かないこと
自分で自分に手をかけてあげるこが大切だという。
「『どうぜ私は・・・』などという人がいるが、『どうせ』という言葉は新大人には似合わない」
PF:内面が美しいとは?
人のことを思いやり、人を応援できること
応援できる人は、人から応援してもらえることに繋がる。
「自分だけ良ければは新大人らしくない」と言う祐香さん。

写真:これからの夢・目標を語る祐香さん
編集後記~夢・目標~
マズローの欲求の5段階をご存じだろうか。
人は誰もが「認められたい」という欲求を持っている
〇自分が社会に必要とされている
〇果たせる社会的役割がある
〇他者に受け入れられている
〇どこかに所属している
〇自分が集団から価値ある存在と認められ、尊重されることを求める
その過程をへて【自分軸を持つ人(自己実現)】へと上って行くのである。
自己実現:自分の持つ能力や可能性を最大限発揮し、具現化して自分がなりえるものになる=自分軸を持つ。
(マズローの代表著書から引用)
祐香さんの2019年の目標は【挑】
限界は自分の心が決めている。
だからこそ今年は限界を決めず挑むことに決めたのだ。
近々、2冊目の出版を予定している。
そして夏には「全国講師オーディション」に挑戦する。自分には無縁の世界だと思っていましたが、自分の限界を決めずにチャレンジしてみる。人を応援することは大好きだが、自分を応援してもらうことはとても苦手、でも、その壁を乗り越え勇気を持ってチャレンジしてみる。
10年後の自分像をきいてみる。
若い人たちを応援したい
もっともっと多くの人に私の言葉を届けたい
確固とした自分軸のための【挑】。
その先に、さらに強固な自分軸を築くだのろう。

麻野祐香
出身:東京都
家族:夫、長男31歳、長女27歳、次男17歳
資格・経歴:
ブライダル耳つぼジュエリー協会認定講師
LINEトークCARE認定カウンセラー
SCAスピーチマスター
ミセス日本グランプリファイナリスト
ミセス日本グランプリ公認スピーチ講師
心に響く話し方セミナー講師
■アメブロ
https://ameblo.jp/futaba3/
■Be-necT
https://www.be-nect.com/
■SmilePlus
https://www.smileplus-asano.com/
〜Playfullで「50代夫婦の円満トリセツ」をテーマに記事の連載中
■カウンセラーが教える!!円満夫婦に必要な距離感とは
https://playfull.jp/life/2477
■穏やかに暮らしていくために必要なポイント
https://playfull.jp/life/3132
■ご主人と会話を続ける3つのポイント
https://playfull.jp/life/3671
Playfullとは…
40代以上の女性のために作られた
webマガジン
一度きりの人生を愉しむ、
前向きな新大人だけが集う、
会員制コミュニティBLANCが提供
http://shin-otona.jp/blanc/
コメント