はじめに、新大人とは。
「新大人」と呼ばせて頂いている方々の歴史や、小さな趣味から本格的な特技まで、大小問わず魅力を発信して参ります。
主催は秋山美貴子さん、野呂和子さん。
お二人は「シルバー(という呼び方)は嫌!」ということで【美バージョの会】を設立。
今回はその第1回女性力アップセミナーが開催されます。
講師は清水彰子さん。
今回の会場は東銀座駅徒歩3分の紙パルプ会館3F特別室。
レトロでシックな雰囲気がただよう、洋館風の佇まいです。

清水彰子先生とご対面。
第一印象は「素敵」。
圧倒的な存在感とオーラを放っておりました。

写真:主催・秋山美貴子氏、清水彰子氏、ClASSYライターのティナ氏
清水先生のプロフィールを簡単にご紹介
豊富な社交経験を生かし社交マナー、コミュニケーションを中心に企業研修のコンサルタントとして活躍。
1996年からジョン・ロバート・パワーズ スクール校長として20年以上務め、
日本におけるフィニッシングスクールを確立する。
ミス日本、ミスユニバース審査員などを歴任し、ミス教育指導にあたる。
●ミス・ユニバースJapan / 教育・指導及び審査員
森 理世 (2007年世界大会1位)
知花 くらら (2006年 世界大会2位)
宮崎 京 (2003年 世界大会5位)
●ミス・ユニバースCHINA/トレーニング及び審査員
羅 紫琳 (2011年世界大会5位)
世界の5本指に入るミスを育てあげた「マザー」である清水彰子さん。
ますますセミナーが始まる前から楽しみに。
女子力アップセミナースタート!
開口一番。

厳しいですわよ。悪いとこは悪いとハッキリ申しあげます(笑)
歳を重ねてくると、だんだんモノを言われなくなってくるものです。
すると、見たくないところは見なくなり、客観性に乏しくなってしまいます。
時々は「そこ!ゆるんでるわよ」くらい言われて、
気を引き締めておく必要がありますね。
姿勢が美しい人は若々しい
どんなに美しく化粧しても、素敵な服を着ても「姿勢」が崩れていては美しく見えないと清水先生はいいます。



オシャレだけど、後ろから見ると姿勢が悪いですわ。
姿勢に普段の生活や年齢が出るのだそう。
どう見せるか、どう見てもらいたいかを意識することが大切、そのためには日頃から姿勢を意識して過ごすこと。



腹筋が弱くなると背中が丸くなります、子宮を引き上げる気持ちで、肩甲骨を意識し後ろに引く。
とたんに背筋が伸び意識も体も引き締まってきます。
自分を知ることが大切
自分の横顔、後姿、ふだんの何気ない時の表情など、案外知らないものです。



大きな鏡をお持ちですか?家中、どこにでも鏡をおいておくのですよ。
清水先生はTVを見ているテーブルに鏡をおいているそう。



無意識でいるときの自分は・・・オーマイガッ!



ちょくちょく鏡を見て自分を意識することが大事ですよ。
無意識の姿勢と表情は時々チェックしないと、どんなことになっているか分かりませんね。
美しさの基本動作~1~立つ
清水先生は『数々のミスユニバース育成してきたが、多くの日本人は、顔は整っているが足がO脚の人が多い』という。
まずはO脚チェック。


写真:☑ 立った時にふくらはぎが付いているか



立ったときに、ふくらはぎがくっつくことが大事。



雑巾を絞るみたいにお尻の筋肉を絞めて、ふくらはぎをつけていきましょう。



太い細い関係無いですよ。
毎日お風呂から上がったときにこのストレッチを行うと、ふくらはぎが付いてくるそうです。
足の形は大事、その人の姿勢を作る元であり、外見的な美しさの元になります。
美しい立ち姿について
右足が前の人はつま先が時計の12時、後ろ足【左足】が10時の位置にクロスして立つ。
左足が前の人は後ろ足【右足】が2時の位置。
腹筋を持ち上げる意識で肩甲骨を広げて頭の上からつられているようにすると立ち姿が美しくなります。


重要ポイントは、足首を引き締めて太くさせない。
時には高いヒールをはいて足首に緊張感をもたせることも効果的だそうです。
美しさの基本動作2~座る~
足の組み形を習います。
組んだ方の足先が下の足の後ろに隠れるように着ける。
斜めに足先を出したとき、下側の足の親指の付け根が床に付くようにする。


写真:美しい足の組み方について練習する参加者
『ウ・ウ・ウ・・・・足が攣りそう』(筆者)
やはり美しい姿勢をキープするのはシンドイ。
でもそれよりも、新大人の女性として「どう見られたいか」が大事。
だから日々の努力を怠らないこと。
休憩タイムのスイーツ
オーガニックにこだわったスイーツがふるまわれます。
体の中から美しさを考える。美を追求するには食も大事。


写真:オーガニックの焼かないドーナツ
美しさの基本動作~3~歩く
歩く前にはプレパレーション(準備)が必要と清水先生。



腹筋、肩甲骨、頭、上から吊られるように意識して。
日本人は内また気味の人が多いそう、足先を少し外向きに出すことを意識すると歩きがスマートになります。
そして手の振り。
左右のバランスを取るためには手をちゃんと振るとよいようです。



振るときの指先もエレガントに、中指がスカート(パンツ)の脇線につくように振ること。



後ろへグッと引くと美しいですよ。下向かない!


写真:ウォーキングを指導する清水先生
ひとりひとりのウォーキングに指摘が入り緊張感が一気に高まります。



ヘアスタイルは顔を隠さず、前髪を上げるほうがいいです。



(日本人は色々隠したがるので)出した方が顔がリフトアップしますよ。
確かに前髪を上げた方が軽快で、顔も引き締まったように見える。



日頃から、あまり運動をしていない?



ストレッチするとよいでしょうね、全体にパワーが無いように見えます。
『キッチンに立ちながら、TVをみながら、スクワットするだけでも違います』と仰る。
まずは、実行すること。
参加者のレッスンシーンをご紹介します。
歩くテンポ、歩幅、姿勢など、とても美しいです。
是非、参考になさってみてください。
年齢であきらめていけない
イネス(*)曰く「歳なんてただの背番号よ」。
(注釈):イネス・リグロン=ミス・ユニバース主催(Wikipediaより)
「年齢なんて関係ない」という意識をもつことだと清水先生は言います。



ジョン・ロバート・パワーズ スクールにはあらゆる年齢の方がいたわ。
(注釈)以降、ジョン・ロバート・パワーズ スクール=JPSと省略
清水先生は一人の女性の話をされました。
ある78歳の老婦人の話。60代後半にご主人が亡くなり、自身も大病をしました。
これまで全てやりつくした彼女は仏壇の前で『早く逝きたい』と願っていたそうです。
この夫人の10代のお孫さんはJPSに通っていました。
夫人がお孫さんの最近の表情の変化を見て『とってもイキイキしているわね、何かやっているの?』と尋ねると、
お孫さんは『JPSに通っててとっても楽しいの』と答えました。
普通のおばあちゃんだったら『そう、よかったわね』で終わるでしょう。
しかし、夫人は入学したのです!
「キレイになるコースからお願いします」と言って。
その話を聞いて鳥肌が立ったのを覚えています。
JPSでは年齢別のコースはつくらないとのこと、10代でも70代でも同じクラスで学びます。
互いに刺激し合い切磋琢磨するようになのだそうです。
重要なことは、
- 年齢は関係ない
- 素直であること
綺麗になると健康にもなるそうです。
美しさは健康から
自身も余命半年と言われたことがあり、そのときはキレイなんて考えられなかったそうです。
『健康ならどんな服も似合います』つくづく仰っていました。
自分を知る努力
自分を磨くためのコツをお話しくださいました。



自分の物差しではなく、プロの手にかかることがよい。



自分を客観的に見てもらって積みかさねていくことでセンスは自ずと磨かれます。
自分の事は案外、見えないものですね。
自分目線でなく、他人目線で自分自身を見てもらうと様々な気づきや発見がありそうです。
おわりに
清水先生の魅力を堪能した2時間でした。



50代なんてまだまだ若い



年齢なんて関係ない
そう繰り返し仰っていました。
チャーミングで魅力的で、アクティブで、まさに【Woman be Beautiful】を体現されていらっしゃいました。
そして『この世界の細木和子と言われていわれてますの』とご自身で仰っていましたが、ズバリ!
とご指摘される言葉が心底から腑に落ち『変えよう』と思えます。
さすが世界一を育てただけある説得力です。
今日のセミナーはセイバイアキコのVISIONの一端を拝見することができました。
- 女性が美しくあることが社会を変える
- 女性の美は環境づくりから
- 美は、生きる力
『またお会いしたい。』心からそう思える素敵な女性でした。


写真:清水先生を囲んでの集合写真
最後に、モナコ公国女王の故グレース・ケリーはJPSの卒業生。
まさにJPSの中のJPSだそうです。
その美しいお姿をお見せしたい。


写真:グレースケリーの足の組み型と立ち方(12時・10時)はまさにレッスンの通り
参照元:GRACE KELLY Princess in Style グレース・ケリー モナコ公妃のファッションブック
ヴァンサンカンウェディング
清水彰子さんのレッスンにご興味のある方はこちらをご確認ください。
SEI BY AKIKO
企業研修などのサービスも行っています。
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