犬の健康チェックは簡単な知識を持つことで行うことができます。
犬の日々の様子というのは飼い主さんにしかわからないことです。
特に体調が悪いときの「様子」と普段、元気な時の様子を見極める目を持てるようになると、病気の前兆を察知できるようになります。

家庭で出来る健康チェック

まずは目を見てください。
目は澄んで潤んでいますか?そこが健康チェックの窓口です。
目の様子というのはその子の健康状態をわかりやく伝えてくれているようなものです。
目の輝きというのは元気の証拠です。
目に力がない、活気がないという場合には要注意です。

目のチェックポイント

基本的に両方の目を見比べてください。
涙の量や目やにもチェックをしましょう。
普段よりも目をしょぼしょぼさせているという場合、何らかの炎症が起きていることや、目に傷が入った状態が考えられます。
充血のチェックが一番わかりやすいと思います。

目の異変は時間の経過でよくなることはほとんどありません。
自分で何かにぶつけて角膜を傷付けている場合も考えられます。
できるだけ早めに、目の検査を受けさせるようにしてください。

耳のチェックポイント

耳は嫌な臭いがしていませんか?耳の異変の場合には臭いがチェックポイントです。
そして耳に強いかゆみがある場合。
犬は首を強く左右に振ります。
違和感がある場合には何度も繰り返しますので、飼い主さんは耳のかゆみに、ようやく気が付くという感じです。
耳の掃除は慣れている人の場合には、綿棒で汚れを拭い去ることができます。
自分では無理な場合には動物病院で診察をしてもらってください。

口のチェックポイント

口臭がする場合、歯垢がたまっていることがほとんどです。
または歯茎が腫れてはいませんか?口の中の健康は毎日の歯磨き(フロスで汚れをふき取ること)これが重要ポイントです。
ドッグフードを食べづらそうにするなど、症状が出ている場合にも動物病院で早めに診察をしてもらってください。
また、普段より、よだれが多いときには何らかの異変が起きていると感じてください。

呼吸のチェックはとても大切

呼吸というのは意識をしていていないとわかりづらいものです。
逆に飼い主さんが回数を数えられないくらいの呼吸が「落ち着いた普通の呼吸」なのです。
舌を出して激しい呼吸を繰り返す場合には緊急事態です。
暑さが明らかに関連している場合には、冷やして様子をみることもあります。
それでもパンティング(喘ぎ呼吸)が収まらない場合には、夜間であっても緊急診察をお願いしてください。

涼しいところでもハアハアと呼吸をする

息が上がっている状態の場合、循環器の異変が起きている可能性が高いのです。
外側から飼い主さんがチェックできるのは、呼吸の回数です。
1分間に呼吸の回数が50回を超えるような場合にはかなりの緊急度です。
できれば舌の色を見てください。
チアノーゼが出ているような場合にも、すぐに動物病院に連絡をして指示を仰いでください。

夏場の熱中症の場合

熱中症も甘んじていると重症化する場合があります。
呼吸が苦しく冷やしても改善ができない場合には、緊急度が高いと考えてください。

スキンシップと体のチェック

普段から眠る前などに体をマッサージするようにチェックをする。
この習慣はとても大切です。
何か、しこりや腫れがないか?できものができていないか?ということは、てのひらの感触で発見できるものです。
また、おなかが以上に膨らんでいませんか?この場合にも消火器や腎臓に異変が起きていることが考えられます。

触られるのを嫌がる場合

スキンシップの最中に「キャン!」と声を上げる場合。
それは痛みを感じている部分です。
触ると嫌がるのは、その部分に違和感があるからです。
警戒心の強い子の場合、飼い主の手が伸びて来るだけで「キャン」と痛いような声を出します。
この場合には体を触られること自体を避けようとしているわけです。

背中を丸めて震えてはいませんか?おなかをかばって嘔吐をするなどの症状はないでしょうか?
消化器系の病気を発症している場合には腹痛や嘔吐を伴います。
状況によっては、緊急性も高いのでその時間帯に連絡をつく動物病院に、今の状態を話して指示を仰いでください。

皮膚の状態と脱毛について

毎日のブラッシングのときに、皮膚の様子をチェックしいてください。
地肌部分に湿疹類ができていないか?しきりに体をかゆがる様子はないか?この2つは皮膚のチェックポイントです。
皮膚に赤みがあるときや、掻きむしった跡があるときには、要注意です。

食欲と排せつについて

健康チェックで一番の需要なのは「食欲」です。
そして水を大量に飲みたがるような場合にもチェックをしておいてください。
犬にとって「食べない」ことは異変です。
食べたくても「食べられない」状況に見舞われている可能性もあります。
元気と食欲は犬の健康を一番わかりやすく飼い主に伝えるものです。

下痢や嘔吐、便秘などがないかどうか?も毎日のチェック項目です。
尿の回数や臭い、量もペットシーツで排尿をしている場合には観察をしておいてください。
外で排せつをする場合には回数をチェックすることができます。

まとめ

犬の健康チェックは項目別にわけると結構、多いものです。
それでも日々の暮らしの中で、飼い主がここまでの健康チェックは「お世話」の範囲の中でさりげなく行ってほしいと願います。
何事も早期発見、早期治療が健康を維持するポイントだからです。